SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、米国株式に連動した動きを目指すインデックスファンドになります。
SBIグループ×パンガードの共同ブランドファンドとして、2019年9月26日より運用が開始される予定です。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの詳細
投資対象 | 米国株式 |
---|---|
ベンチマーク | S&P500指数(円換算ベース) |
つみたてNISA | 対象予定 |
購入手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円~ |
信託報酬 | 年0.088%(税別) |
純資産総額 | 1905億円 |
設定日 | 2019年9月26日 |
決算日 | 年1回(9/14) |
信託財産留保額 | 無料 |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファンド・オブ・ファンズ方式 |
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの特徴
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドですが、米国のS&P500指数を投資対象とするファンドの中で最も低い信託報酬であることが特徴です。
しかも年0.088%は現在販売されているすべての投資信託の中でも、最安ファンドとなっています。
ETFまで見ても最安の「SPDR S&P500 ETF」(0.95%)を下回っています。
かつてはコストが高くつくというイメージの投資信託でしたが、今ではそれが逆転する現象が生まれています。
また運用面ではマザーファンド経由でバンガードR・S&P500 ETF【VOO】を買い付けることから、安定したパフォーマンスが期待できます。
ただ純資産が急激に増加するとやや乖離が発生してしまう場合もあるので、ファンドのパフォーマンスには注視したいところです。
S&P500指数をベンチマークとする競合ファンドはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)があり、こちらも最安の信託報酬になります。
設定が先だったこともあり、純資産は本ファンドを上回っています。
組入業種
業種 | 比率 |
---|---|
情報技術 | 21.9% |
ヘルスケア | 13.7% |
金融 | 13.2% |
通信サービス | 10.4% |
一般消費財 | 10.2% |
資本財 | 9.3% |
生活必需品 | 7.3% |
エネルギー | 4.9% |
公益 | 3.3% |
不動産 | 3.1% |
素材 | 2.7% |
組入銘柄
銘柄 | 比率 |
---|---|
アップル | 5.82% |
マイクロソフト | 5.32% |
アマゾン | 3.93% |
アルファベット | 3.64% |
フェイスブック | 2.11% |
テスラ | 1.51% |
バークシャー・ハサウェイ | 1.49% |
JPモルガン・チェース | 1.38% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 1.29% |
ビザ | 1.06% |
新たに電気自動車のテスラが組み入れられています。
運用成績・利回りは
期間別騰落率
年次 | ファンド | SBI先進国株式 インデックス |
---|---|---|
1ヵ月 | +7.85% | +6.39% |
3ヵ月 | +13.93% | +12.98% |
6ヵ月 | +25.02% | +27.42% |
1年 | +55.34% | +57.51% |
設定来 | +39.08% | – |
※2021年3月末時点
年度別騰落率
年次 | ファンド | SBI先進国株式 インデックス |
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2020年 | +10.20% | +8.68% |
米国を含む先進国株式ファンドのSBI・先進国株式インデックス・ファンドと成績を比較してみました。
おおむね似たようなパフォーマンスですが、直近では米国一本の本ファンドが勝っています。
実質コストは?
決算年度 (対象期間) |
実質コスト |
---|---|
2020年 (2019/9/26~2020/9/14) |
0.080% |
競合ファンドは?
米国株式のバンガードETFを投資対象とするファンドでは楽天・全米株式インデックス・ファンド(年0.15%)が存在します。
楽天・全米株式の方が幅広い銘柄をカバーできますが、コスト面では不利と言えます。
また先進国株式に投資するeMAXIS Slim 先進国株式インデックス(年0.0930%)、NYダウをベンチマークとするiFree NYダウ・インデックス(年0.225%)がありますが、いずれも信託報酬が割高のファンドとなってしまっています。
個人投資家の評判は?
しびれを切らしたので明日からSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドに積立開始します!
スリムS&P500は積立停止保有継続、今後信託報酬を下げてきてもひとまず同率でしょう
この2本の投信でバリュー平均法を採用してみようかと考えている(^^)/ pic.twitter.com/LsjnZ6wT7S
— クロスパール@ローコストで豊かな生活 (@crosspearl01) 2019年10月9日
これからの方針はVOOに集中的に投資する予定でしたが「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」が9月26日より発売される様なので検討中です。信託報酬0.09264%が魅力的です。
これから信託報酬の値下げ合戦が始まってくれれば、なおラッキーですね。— クロスリー@未来の自分のために (@kurosully) 2019年8月29日
楽天VTI信託報酬は0.1596%
eMAXIS Slim 0.162%SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド 0.09264%
SBI VOOって呼んでいいの?
まだ静観だけどここ0.07%差は小さくない。— たかやま@Takayama.O (@takayama70) 2019年8月28日
「SBIバンガードS&P500インデックスファンド」
これまでeMAXIS Slimシリーズが投資信託の覇権争いで猛威を振るっていましたが、今後どうなるか行方が気になる!
まぁ投資家からしたらこういった信託報酬が激安のファンドが出てくると保有コストの下げ合い合戦が起こり、嬉しいもんですよ!笑
— 投資家ぺけ (@peketoushika) 2019年8月28日
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの評価
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、最安のS&P500インデックスファンドであることが評価できます。
なんといっても年0.1%を切るコストで運用できることが大きな魅力と言えます。
つみたてNISA対象ファンドとして申請済みであり、SBI証券では100円から積立できるようになる予定です。
これ一つで米国株式全体の80%に投資できることから、アメリカに集中して投資したい場合は検討する価値があるでしょう。
ただ競合のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が追随してコストを引き下げましたので、すでにeMAXIS Slimで投資している場合は乗り換える必要がないと思われます。
いずれにしても選択肢が増えたことは喜ばしいことですので、今後さらなるSBI×バンガードファンドが登場することに期待したいですね。
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