セゾン投信は2007年設立と比較的新しい直販型の投信会社です。
クレジットカードで有名なクレディセゾングルーブ会社が運営しています。
2017年10月19日に運用資産総額が2,000億円を突破しました。
毎月5,000円から積立投資ができる長期運用にピッタリな商品を扱っています。
信託報酬を引き下げたりなど、投資家に優しい販売会社で評価されております。
投資概念がわかりやすい
セゾン投信は「いそがないで歩こう」をテーマにしており、短期での利益にとらわれず長期投資によって将来設計に役立つ資金作りをサポートしていくというスタンスが感じ取れます。
こうした会社としての理念がしっかりしていますので、投資家も目先の利益に気にすることなく安心して長期での運用を任せられるようになっています。
特に初心者の方にはセゾン投信のような理解がしやすい投資方針ということが、積立投資を安心して気軽に始められる優れた点と言えるでしょう。
経済成長する地域に投資すれば儲かる可能性は高い。人口が増える地域で経済は成長する。一番確実なのは地球全体に投資すること。地球の人口は2100年まで増えると言われている。地球全体をカバーするセゾン投信は初心者にも安心して勧められる。
— シメサバ (@uaaa_no_job) 2017年11月7日
積立は月5千円から
セゾン投信では、5,000円から積立可能となっています。
毎月4日に登録した口座から自動的に引き落しが行われ、その月の19日に注文されます。
他社では100円からと、かなり最低積立額が低くなっている所もありますが、将来に備えた資金を構築するには、最低でも5,000円以上を毎月積み立てる必要があると思います。
私の場合は、セゾン投信の社長の本で知って、保険屋にいいよーって勧められてから月5000円から始めました。
そこから色々あってiDeCoも検討しましたが、積み立てNISAだけやってます。
とりあえず、ほっといても出来るのが良いですね。— サクちゃん@いいね覚醒モード (@ffrk_sakuchan) 2020年3月21日
セゾン投信には2つのファンドがある
セゾン投信が販売している投資信託には、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとセゾン資産形成の達人ファンドの2種類があります。
どちらもノーロード(買付手数料無料)で購入でき月5,000円からと家計にも負担をかけない、丁度いい金額で積立が可能となっています。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
株式と債券の比率が50:50で運用を行っている、バランス重視のインデックスファンドです。
それぞれ半分ずつ投資を行うことで、リスクを抑えた運用が可能となっています。
日本以外の30ヶ国以上の国の株式を運用しているので、世界的に分散投資を行いたい方には適した商品と言えるでしょう。
参考指数 | MSCIオールカントリー・ ワールド・インデックス バークレイズ・グローバル国債:G7インデックス |
---|---|
購入手数料 | 無料 |
積立単位 | 月5,000円から1,000円単位 |
信託報酬 | 年0.57%±0.02%(税込) |
決算日 | 年1回(12/10)※分配金実績なし |
純資産総額 | 1740.03億円 |
信託財産留保額 | 0.10% |
償還日 | 無期限 |
投資形態 | ファンド・オブ・ファンズ方式 |
為替ヘッジ | なし |
口座開設料・管理費 | 無料 |
運用会社 | セゾン投信 |
分配金を再投資していますので、効率的な運用が行えています。
30カ国以上の株式と10カ国以上の先進国債券に分散して投資が可能な商品というだけでも、十分投資する価値のあるファンドと言えるでしょう。
2020年3月に、僅かですが信託報酬の引き下げ(-0.03%)が行われております。
世界分散投資が可能なファンドとして、この信託報酬の安さは魅力があります。
各国の投資比率も時価増額に合わせて変動を行っていますので、真の国際分散投資が可能となっています。
積立(つみたて)NISA対象ファンドとしても確定しています。
2018年9月11日に信託報酬の引き下げが行われました。今後も純資産の増加によってコスト引き下げがあると思われます。
組入資産
運用成績は?
期間 | リターン |
---|---|
3カ月 | -0.03% |
6カ月 | 7.00% |
1年 | 2.10% |
3年(年率) | 6.85% |
5年(年率) | 4.53% |
設定来 | 49.10% |
年 | リターン | 純資産(決算時) |
---|---|---|
2018年 | -7.89% | 1,664億円 |
2017年 | 11.02% | 1,539億円 |
2016年 | 0.49% | 1,263億円 |
2015年 | -2.68% | 1,071億円 |
2014年 | 16.99% | 908億円 |
2013年 | 32.63% | 685億円 |
成績も素晴らしいですが、純資産が5年で倍以上膨らんでおります。
今後も安定して運用が行われていくでしょう。
実質コストは?
決算年度 (対象期間) |
実質コスト |
---|---|
2019年 (2018/12/11~2019/12/10) |
0.59% |
2018年 (2017/12/12~2018/12/10) |
0.65% |
2017年 (2016/12/13~2017/12/11) |
0.626% |
2016年 (2015/12/11~2016/12/12) |
0.641% |
2019年12月に発表された運用報告書によると、実質コストは0.59%となっています。
信託報酬と同程度のコストまで改善されました。
セゾン投信のグロバラの積立を再開することにした。コロナショックで株式100%は結構怖いことがわかった。
— 権三郎 (@saitoh_kz) 2020年3月21日
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
セゾン資産形成の達人ファンド
日本を含む世界中の国の株式を運用している、全世界株式アクティブファンドとなっています。
バランス型ファンドではありますが、投資比率はすべて株式となっている珍しい商品です。
購入手数料 | 無料 |
---|---|
積立単位 | 月5,000円から1,000円単位 |
信託報酬 | 年1.35%±0.2%(税込) |
決算日 | 年1回(12/10)※分配金実績なし |
純資産総額 | 459.16億円 |
信託財産留保額 | 0.1% |
償還日 | 無期限 |
投資形態 | ファンド・オブ・ファンズ方式 |
運用会社 | セゾン投信 |
アクティブファンドを随時入れ替え運用していますので、とことん長期投資にこだわったファンドの強い理念が感じ取れますね。
ファンド・オブ・ファンズ方式かつアクティブファンド運用なので仕方のない部分もありますが、信託報酬が高くコスト面で高いのがデメリットでしょう。
ただ運用成績は安定しており、現在のところ高コストに見合ったパフォーマンスを出していると言えるでしょう。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」で第10位に輝き、入賞を果たしております。
さらに楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)でも、運用を行えるようになりました。
積立(つみたて)NISA対象のファンドとしても正式に確定しています。
国別投資比率
組入資産
運用成績は?
期間 | リターン |
---|---|
3カ月 | -0.63% |
6カ月 | 10.80% |
1年 | 0.58% |
3年(年率) | 12.93% |
5年(年率) | 9.93% |
10年(年率) | 12.96% |
設定来 | 118.72% |
年 | リターン | 純資産(決算時) |
---|---|---|
2018年 | -11.75% | 657億円 |
2017年 | 25.51% | 538億円 |
2016年 | 0.18% | 374億円 |
2015年 | 4.56% | 299億円 |
2014年 | 22.47% | 194億円 |
2013年 | 56.01% | 115億円 |
実質コストは?
決算年度 (対象期間) |
実質コスト |
---|---|
2019年 (2018/12/11~2019/12/10) |
1.43% |
2018年 (2017/12/12~2018/12/10) |
1.480% |
2017年 (2016/12/13~2017/12/11) |
1.390% |
2016年 (2015/12/11~2016/12/12) |
1.388% |
2019年に提出された第10期の運用報告書によると、実質コストは1.43%となっています。
ややコストが高くついておりますが、それに見合う分の安定したパフォーマンスを見せておりますので問題ないでしょう。
セゾン投信の2月の成績は、セゾンバンガードGBF=+4.09%、セゾン資産形成の達人F=+6.63%。両ファンドとも、1年前(昨年2月末)の基準価額を上回り、復調してきた。
来月の運用報告会でどのような話を聞くことができるか楽しみだ。#セゾン投信— TMN (@TMN15) 2019年2月28日
セゾン資産形成の達人ファンド
NISA口座に対応
投資で得た利益が一定額まで非課税になるNISA口座にも対応しておりますので、効率的な運用が可能となっています。
つみたてNISAにも対応
2018年1月から開始されたつみたてNISAですが、セゾン投信が取り扱っている「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」が対象となっています。
つみたてNISAは20年と長期間のあいだ、少額積立投資が非課税になる優れた制度ですので、是非有効活用していきましょう。
そういや「つみたてNISA」の積立金額がずっと1万円のままだったから3万円にするために変更届請求した。
当時はまだブログ収益が3万?とかだったから、その3分の1を投資に回そうと思ったんだよね~。
ちなみに私はセゾン投信の2銘柄に半分ずつ積立てまふ。
そろそろ旦那の口座作ってもいいな。
— キャナナアフィ主婦 (@kyanana1777) 2019年7月31日
久しぶりにセゾン(NISAと積立NISA)チェックしてみたら
セゾンバンガードGB+約81,000円
セゾン資産形成の達人+約51,000円
銀行定期預金に入れなくて良かったーw#セゾン投信 #NISA #積立NISA #インデックス投資— AIKOインデックス (@AIKOindex) 2019年4月6日
未成年も口座が作れる
未成年口座(カンガルーぽけっと)を開設することで、子供の未来のために積立投資で貯蓄を蓄えることも可能となります。
もちろん元本保証ではありませんので、マイナス評価になることも理解したうえで行いましょう。
その後もセゾン投信さんとのお付き合いは続いており、私は達人ファンドを毎月積立、家内はグロバラをつみたてNISA。子供らの児童手当はカンガルーポケットで運用しています。
— 鷹兄(たかにぃ) (@ethan0120) 2018年10月17日
確かにセゾンのポートフォリオは私も好みです。
あとリターンも良いですが、セゾン投信は長期投資を応援しているだけあってほとんど手間を掛けず長期投資出来る所が好きです。
我が家では、子供たちの資産形成の為に使わせてもらってます。— さちとも@はてなブログ (@sachitomo0414) 2018年1月5日
積立額の変更には書類での手続きが必要
これは少しデメリットの面になりますが、積立金額の変更にはネット上で変更することができす、書類を取り寄せたうえで向こう宛てに送らないといけません。
現在はネットで完結できるところが増えておりますので、出来ることならこれは改善してほしい部分でありますね。
積立には嬉しいですけどね…!私はウェルスナビがメインですが最近セゾン投信にも興味あります。これはアプリも無いし、変更も書類手続きなので本当に放置しそうですが(^_^)
— クロノ@投資家 (@chrono_investor) 2018年4月7日
セゾン投信の口コミは?
自分は昔からセゾン投信です❗️
最近は定期換金サービスを始めました
投信はリタイヤ後の出口が一番難しいのです
そこで年金がわりに定期解約って⤴️
これ最強とちゃう❗️
このセゾンは年金として使えます pic.twitter.com/U9Idx0AZNh— 貧乏父さん (@ayakouji200311) September 25, 2020
俺は長期分は毎月一定額積み立て(ドルコス)で投資信託をずっと買いつづけてるなー。ひふみとセゾン投信二つの合計三つ。
リスクの高い積み立て貯金みたいなもんだって思ってほとんどみないがトータル3年で+15%~20%くらいかね。ちゃんと計算してないからアレだけどとにかく気が楽
— Jaws’ Kabu (@JawsKabu) 2019年7月29日
現状のセゾン投信(つみたてNISA)
①セゾン・バンガード 2万円
②セゾン資産形成の達人ファンド 1万円で運用中。
今年はそれぞれ+600円と+350円です笑。
ただ、国が厳選した商品だし、20%分がまるまる非課税になるわけだから
プラス分はすべて収益になると考えるとかなりお得。#投資信託— Tatsuhiko@公開投資 (@Tatsu_tsun) 2019年6月28日
セゾン投信の2ファンドの純資産総額の合計額は、昨年末1,664億円→10月末2,025億円と順調に増加。ひふみ投信のような急激な伸びではないが、着実に増加を続けてほしい。#セゾン投信
— TMN (@TMN15) 2017年11月6日
セゾン投信。開始してからほったらかしにしてて開かず見てなくて開いてみたら2年経たないくらいで約10万プラスになってる!!銀行で貯金しても利率0.01%とか…あほらし。コツコツ続けとこ。
— ゆうすけ。 (@PussyKiller0223) 2017年10月28日
セゾン投信の評価
- 30ヶ国以上の株式と、10ヶ国以上の債券に分散投資が行える
- 月5,000円と積立に最適な金額からはじめられる
- 株と債券の比率が50:50
- NISAに対応(つみたてNISAにも対応予定)
長期運用の投資哲学がしっかりとしていますので、会社の信頼性も非常に高いです。
販売している2つの投資信託は証券会社等では販売しておらず、セゾン投信でしか購入できませんので新たに口座開設が必要となります。
どちらも為替ヘッジなしですので、円高時には損失が出てしまいます。
しかし長期運用では気にするほどではないですので、為替リスクは考えなくていいと思います。
セゾン投信は老若男女、誰にでもおすすめできる投資信託を扱っておりますので、初めて投信積立を行う人にぴったりな販売会社と言えるでしょう。
セゾン投信