ウルトラバランス高利回り債券は、債券と金に投資を行うレバレッジ型バランスファンドになります。
2019年11月22日より、アストマックス投信投資顧問から運用開始されます。
ウルトラバランス高利回り債券の詳細
投資対象 | 資産複合 |
---|---|
ベンチマーク | なし |
購入手数料 | 無料(ネット販売) |
最低積立金額 | 100円~(SBI証券) |
つみたてNISA | ×:対象外 |
設定日 | 2019年11月22日 |
信託報酬 | 年0.75%程度(税別) |
純資産総額 | -億円 |
決算日 | 年2回決算型(2/25、8/25) 隔月決算型(奇数月の25日) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
運用会社 | アストマックス投信投資顧問 |
ウルトラバランス高利回り債券の特徴
ウルトラバランス高利回り債券は、ジャンク債と国債および金を投資対象としているバランスファンドになります。
国債部分はウルトラバランス世界株式と同く、先物を活用して運用されています。
先物取引のレバレッジを利用して、純資産総額約2.9倍と同等の資産運用が行えます。
まさに各社で競い合っているレバレッジ型ファンドの債券Ver.と言えるでしょう。
他のレバレッジ型ファンドと異なる点は、株式が組み入れられていないことになります。
ただ株式のリスクに匹敵するジャンク債に投資していますので、債券に投資してるから安心とはならないでしょう。
またウルトラバランス世界株式と同様「金」にも投資していますが、「有事の金」は過去の話であり、現在の金価格はここ10年の高値圏となっています。
株との逆相関が薄れていますので、完全なリスクヘッジにならないことには注意が必要です。
本ファンドは「年2回決算型」と「隔月決算型」の2つのファンドが用意されています
隔月決算型は分配金を得たい場合に有効ですが、複利運用にはなりませんので、長期の資産形成に不向きです。
資産構成
資産 | 比率 |
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米ドル建てハイイールド社債 (【USHY】iSharesブロード米ドル建てハイイールドコーポレイトボンド・ETF) |
40% |
米ドル建て新興国債券 (【EMB】iShares J.P.Morgan米ドル建てエマージングマーケッツボンド・ETF) |
40% |
米国国債先物 | 70% |
フランス国債先物 | 70% |
日本国債先物 | 35% |
米国金先物 | 35% |
ハイイールド社債と新興国債券は、iシェアーズのETFを利用して運用されています。
どちらも信用力の低い債券で構成されており、不況時には大きな下落となる恐れがあります。
その他はウルトラバランス世界株式と同じ構成となっていて、今後シリーズ化された際には同じパターンで販売されるかもしれません。
ただやはりフランス国債の存在が気になりますね…。
欧州の中では利回りが高めでありますが、決して格付けの高くないフランス国債を推していることが謎と言えます。
ハイイールド社債と新興国債券のETFとは?
米ドル建て ハイイールド社債 |
米ドル建て 新興国債券 |
|
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ファンド名 | iSharesブロード米ドル建て ハイイールドコーポレイトボンド・ETF |
iShares J.P.Morgan米ドル建て エマージングマーケッツボンド・ETF |
コード | USHY | EMB |
信託報酬 | 年0.22% | 0.19% |
純資産総額 | 26億米ドル | 148億米ドル |
分配利回り | 5.53% | 4.25% |
米ドル建てハイイールド社債のUSHYは毎月分配型のジャンク債で、5.53%と高い分配金利回りが魅力です。
ハイイールド債としては低コストですが、運用実績が短いことに注意が必要です。
米ドル建て新興国債券のEMBも、好条件の分配利回りが魅力です。
カントリーリスクはありますが、多くの債券に投資していて分散性が高いです。
利回り・運用成績は?
期間別騰落率
期間 | ファンド |
---|---|
1ヵ月 | – |
設定来 | – |
運用レポートが公開され次第追記します。
個人投資家の評判は?
おいおい、なんだこのウルトラバランス高利回り債券投資信託って。
ハイイールドボンドと先進国国債を組み合わせて3倍のレバレッジかけて運用する投資信託?
売れそーだな。
こんなリスク高い債券投資信託俺でも買わんけど。
— テマセク太郎 (@temasektaro) 2019年11月25日
ウルトラバランス高利回り債券
ハイ・イールド債券と新興国債券が40%ずつ
このような商品が出ることに債券バブルを感じる。 pic.twitter.com/y7Vy5UkIgk
— トモリタ@共働き&インデックス投資 (@tomorita20) 2019年11月15日
あー、ついに来たよ。
ウルトラバランスにジャンク債と新興国債のレバレッジファンドが追加。アストマックス、前からダメだなと思ってたけどついにやってしまったか。 pic.twitter.com/52dFgbaIL2
— ヒロキ🇳🇬🇨🇳🇹🇼🇰🇷🇯🇵🇺🇸🇦🇷 (@hirokinv) 2019年11月15日
ウルトラバランス高利回り債券の評価
ウルトラバランス高利回り債券ですが、ハイイールド債券に加えて国債と金にレバレッジ投資できることが特徴です。
レバレッジ投信の人気が拡大することになれば、恐らく今後も同様のウルトラバランス○○○ファンドを出す可能性があります。
しかし正直なところ本ファンドは、ウルトラバランス世界株式よりも人気になるのは難しいかと思います。
世界株式よりもあえてハイイールド債に投資する人は少数派だと思うので、繰上償還とならないよう売れ行きには注視したいところです。
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