eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、日本を含んだ先進国株式と新興国株式に連動する動きを目指したインデックスファンドです。
2018月4月3日より運用が開始されています。
2019年11月12日より、年0.120%から年0.104%に信託報酬引き下げが行われる予定です。
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の詳細
投資対象 | 全世界株式 |
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ベンチマーク | 国内株式…TOPIX 先進国株式…MSCIコクサイ・インデックス 新興国株式…MSCI エマージング・マーケット・インデックス ※合成ベンチマーク |
購入手数料 | 無料 |
つみたてNISA | 対象ファンド |
最低積立金額 | 100円から |
信託報酬 | 年0.120%以内(税別) (2019年11月12日から年0.104%) 純資産が500億円以上の部分…0.1035% 純資産が1000億円以上の部分…0.1030% |
純資産総額 | 13億円 |
設定日 | 2018月4月3日 |
決算日 | 年1回(4/25) |
信託財産留保額 | 無料 |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
資産配分 | 国内株式・・・33.00% 先進国株式・・・33.15% 新興国株式・・・32.73% 短期金融資産・・・1.11% |
運用会社 | 三菱UFJ投信株式会社 |
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の特徴
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)ですが、日本・先進国・新興国の3地域の株式に均等投資を行うバランス型インデックスファンドになります。
同じ資産配分としては「ニッセイ・インデックスパッケージ(内外・株式)」が該当しますが、信託報酬は半分以下ですので、本ファンドが最安の3地域均等型バランスファンドとなります。
本ファンドの信託報酬は年0.120%と驚きのコストになっており、同シリーズの全世界株式ファンドであるeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)と同じコストで投資が行えることが魅力です。
eMAXIS Slimシリーズで個別に投資した場合は?
ファンド | 信託報酬 |
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eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 0.140% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.0999% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.190% |
本ファンドと同じように上記のファンドで均等投資を行った場合、年0.142%となり本ファンドの信託報酬(年0.120%)を上回る形となりました。
国・地域別配分
国・地域名 | 比率 |
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日本 | 33.77% |
アメリカ | 22.11% |
ケイマン諸島 | 5.15% |
韓国 | 5.06% |
台湾 | 3.61% |
中国 | 3.20% |
インド | 2.81% |
イギリス | 2.44% |
ブラジル | 2.40% |
南アフリカ | 2.16% |
その他 | 17.27% |
ケイマン諸島は法人税ゼロの為、租税回避目的で籍を置いている企業(テンセントなど)があります。
組入業種
業種 | 比率 |
---|---|
情報技術 | 19.05% |
金融 | 18.01% |
一般消費財・ サービス | 13.77% |
資本財・サービ ス | 12.86% |
生活必需品 | 7.99% |
ヘルスケア | 7.31% |
素材 | 6.52% |
エネルギー | 5.18% |
電気通信サー ビス | 3.9% |
不動産 | 2.94% |
その他 | 2.43% |
組入銘柄
銘柄 | 国名 | 比率 |
---|---|---|
テンセント | 中国 | 1.62% |
サムスン | 韓国 | 1.37% |
アリババ | 中国 | 1.17% |
トヨタ自動車 | 日本 | 1.12% |
TSMC | 台湾 | 1.07% |
アップル | 米国 | 0.74% |
三菱UFJフィナンシャル・グループ | 日本 | 0.65% |
ナスパーズ | 南アフリカ | 0.62% |
マイクロソフト | 米国 | 0.61% |
アマゾン | 米国 | 0.55% |
中国のテンセントやアリババ、日本のトヨタなどが上位となっています。
現在は4648銘柄で構成されています。
運用成績・利回りは
期間別騰落率
年次 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1か月 | +4.6% | +4.7% |
3か月 | -0.1% | ±0% |
6か月 | -0.7% | -0.6% |
1年 | -6.8% | -6.6% |
設定来 | -1.1% | -0.4% |
年間別騰落率
年次 | ベンチマーク |
---|---|
2017年 | +12.1% |
2016年 | +3.8% |
2015年 | -1.4% |
2014年 | +15.5% |
2013年 | +41.9% |
2012年 | +27.8% |
2011年 | -15.3% |
2010年 | +1.9% |
2009年 | +41.0% |
2008年 | -52.9% |
※2019年9月末時点
ベンチマークは配当を含まない指数となっています。
そのため配当込であるファンドの成績と差異が生じています。
年月が経つにつれ配当リターン分がプラスされていくので、ファンドの方が成績が良いように見えてしまいます。
分配金は?
今のところ分配されずに運用されています。
(原則として分配を抑制 する方針との記載あり)
投資家の評判は?
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の各地域に偏りなく投資するというコンセプトは面白いものの、現状だと国内株式と新興国株式が足を引っ張っていますね。新興国は大きく下げている分、いずれ見直される局面が来ることを祈りたいです。国内企業にも奮闘して欲しいところですが…
— たちばな (@ryo_tatibana) 2018年11月17日
最近の投資信託における関心ごと。
eMAXIS Slim全世界株式3地域均等型、純資産推移を見るに信じ続けて大丈夫かどうか。先日三菱UFJ国際投信よりマイナス発言があったとの事で余計に先行き不安が色濃くなったような。
人気ない以外は組合せによしコストよしリバランスあり、私は好きなのですが。。— なながき (@77gk77) 2018年10月4日
置いておくのは勿体ない→リターンが欲しい(リスクの理解度は低い)と想定。
無勉強前提なら、個人向け国債変動10年で金利上昇対応かなと。同世代であるNightWalkerさんの本を読んで理解できるなら、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)か全世界株式(3地域均等型)あたりに一部振り分けでしょうか。— 青井ノボル (@sindanindex) 2018年7月2日
#インデックス投資 の実践で、emaxis slimバランス(8資産均等型)と全世界株式(3地域均等型)をほぼ同じ時期から積み立てています。
これまでのリターンは前者が-0.57%、後者が-1.73%と、小さい差異ですが、やはり株式のみの方がリスクが高いということを実感したのでした。#積立投資— dj_delight (@dj_18_delight) 2018年6月23日
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の評価
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、3地域均等型インデックスファンドの中では最安コストであることが評価できます。
通常のバランス型ファンドよりも日本株式の比率高めて、為替リスクを抑えたい方には最適なファンドと言えます。
今まで同じ資産配分で運用していた方も、リバランスしなくていいことやコストが安いと言った優位性があります。
あとなんといっても年0.120%という保有コストの安さは魅力であり、通常の時価総額基準である全世界株式ファンドとは異なる形で投資を行っていきたい方には最有力のファンドとなるでしょう。
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)を購入できる会社はこちら
現段階での販売会社は下記となっております。
しかしeMAXIS Slimシリーズの取扱い会社が数多くあることから、当ファンドの取り扱いも今後増えていくものだと予想されます。
販売会社 |
SBI証券 楽天証券 岡三オンライン証券 マネックス証券 SMBC日興証券 松井証券 カブドットコム証券 |
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