ひふみワールドとは
ひふみワールドは、ひふみプラスで有名なレオス・キャピタルワークスが運用している海外株式アクティブファンドとなります。
2019年9月26日より募集が開始されて購入可能になります。(積立は10月8日から)
ひふみワールドの詳細
投資対象 | 日本除く世界株式 |
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ファンド分類 | 海外株式アクティブ型 |
つみたてNISA | ×:対象外 |
設定日 | 2019年10月8日 |
最低積立額 | 1,000円から |
購入時手数料 | 無料 |
信託報酬 | 年1.48%(税抜)(保有5年未満) 年1.38%(税抜)(保有5年以上) 年1.23%(税抜)(保有10年以上) |
純資産総額 | 92億円 |
決算日 | 年1回(9/30) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファミリーファンド形式 |
運用会社 | レオス・キャピタルワークス株式会社 |
ひふみワールドの運用方針
ひふみワールドの運用方針はひふみプラスと同じく、投資対象とする企業に足を運んで徹底的なリサーチを行い、将来有望な成長企業を発掘していく運用スタイルとなっています。
現在ニューヨークに調査拠点があり、今後は中国・シンガポール・ヨーロッパにも拠点を設ける予定です。
運用チームには実績あるメンバーが揃っており、海外でも小型成長株の発掘が期待されます。
ひふみプラスなどで800億円以上の海外株が運用されてますが、今後この比率が下がるのかは不明です。
他のひふみファンドとほぼ同じ特徴・運用スタイルとなっていて、透明性の高いアクティブファンドであることは評価できます。
ただ信託報酬が高めですので、税込実質コストが2%近くとなりそうなことは頭に入れておきたいところです。
また為替ヘッジも行っていませんので、円高相場になればファンドの成績にマイナスの影響を受けることになります。
情報公開に積極的
運用元のレオス・キャピタルワークスは、運用ファンドの情報開示を積極的に行っています。
YouTube動画を使って運用結果を報告したり、Twitter等のSNSでひふみファンドの最新ニュースを発信しています。
また運用担当者をサイトにて公開しており、顔の見える運用であることが特徴です。
守りながらふやす
預かった資産をすべて投資に回しているのではなく、一部を現金として保有しています。
これを現金比率と言い、ひふみワールドでは最大50%まで高くすることができます。
相場が高値圏にある状況では、いくら成長株と言えどリターンが限られてきます。
こういった相場時に現金比率を高めて割安株に資金を移すことで、下落相場を乗り越えることが可能になります。
信託報酬割引サービス「資産形成応援団」
資産形成応援団とは、ファンドの継続保有期間によって信託報酬が一部還元される割引サービスのことです。
5年以上保有で0.1%、10年以上保有で0.25%が還元されます。
初めから長期保有を前提としている方には嬉しい制度であり、運用コストを抑えるためにも活用しましょう。
つみたてNISAは利用不可
ひふみワールドですが、つみたてNISAを使って投資することはできません。
信託報酬条件(1.5%以下)は問題ないのですが、運用期間が5年未満のため、しばらくつみたてNISAを活用できないことには注意しましょう。
ひふみワールドの信託報酬
1.48%(税抜)は同じカテゴリーの他のファンドの平均が1.67%なのでそこまで高くないと考えている
数字は将来的につみたてNISAの対象にできることを目指している#ひふみワールド— くは72 (@kuha_72) 2019年9月28日
組入銘柄紹介
銘柄 | 比率 |
---|---|
セント・ジェームズ・プレイス | 1.5% |
アレジアント航空 | 1.5% |
チェグ | 1.5% |
ケイデンス・デザイン・システムズ | 1.5% |
ボルボ・グループ | 1.5% |
ハイアットホテルアンドリゾーツ | 1.4% |
ジェネラック・ホールディングス | 1.4% |
スナップオン | 1.4% |
スケッチャーズ | 1.4% |
ブルックフィールド・アセット・マネジメント | 1.4% |
現在の組み入れ銘柄は85銘柄です。
格安航空会社のアレジアント航空、オンライン講座を展開するチェグなどに投資しています。
利回り・運用成績は?
ひふみワールド | MSCI ACWI ex JAPAN | |
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1ヶ月 | +2.9% | +2.9% |
設定来 | +6.8% | +7.2% |
ひふみワールドはベンチマークを設定していませんが、日本を除く世界株式指数の「MSCI ACWI ex JAPAN」を参考指数としています。
ひふみワールド+(プラス)も登場
2019年12月13日より「ひふみワールド+(プラス)」が登場しています。
ひふみワールドと運用方針に違いはないため、期待される収益も同じになります。
異なる点としてはひふみワールドが直販限定なのに対し、ひふみワールド+(プラス)は証券会社等を通じて購入できることになります。
すでに証券会社などで口座を保有している方は、新たに開設する必要がないことがメリットになります。
現在のところSBI証券やマネックス証券、楽天証券などで取り扱いが決定しています。
直販限定の割引サービス「資産形成応援団」は受けれませんが、いつも利用している会社で買いたい場合はひふみワールドプラスがおすすめです。
明日のひふみワールドプラスのSBI証券での募集開始が楽しみだなー。外国株の情報ってこれまで積極的に取ったことなかったから、そういう面のきっかけにしたい。#ひふみワールドプラス
— インベスター・スタローン (@vnikrhmjsh) 2019年12月1日
個人投資家の評判は?
ひふみワールドが募集開始とか。
私の投資は投資信託から始まったせいか、国内独立投信が頑張っている話はワクワクする。自分は個別株をやり続けるつもりなので購入することはないと思うが、本当はみんなが安心して投資を任せられる投信ができる方が良いと思っている。
— 立川 一 (@vis2004) 2019年9月26日
レオスが新しい投資信託を発売するそう。
ひふみワールド。
アクティブ運用はパッシブ運用に長期的には勝てないという話は有名ですが、ひふみ投信はその定説を覆すような驚異的なパフォーマンスを上げていてすごいですね。
これは過去の成績なのでこれからの事はわからないですが、— ベステラ (@2EsNdN8rs8dHy47) 2019年9月16日
もう一度レオスを信じてみようかな
正直不安要素多いけど
信託報酬1.48%も高いよね
アクティブの中では安い方だけど、優良インデックスと比べるとどうしてもね
でも、一緒に世界株式を勉強出来ればそれはそれで良いかな!#ひふみワールド pic.twitter.com/Z8x9VG5QsP— 十二神将ひろし@起業前 (@kaluamaru) 2019年9月14日
✅ひふみワールドができた訳を考察
・国内に適切な投資先がない
・国内の市場規模は世界の7%程度と小さい
・経済成長の鈍化対策
ひふみ投信の純資産総額大きく、投資先が探しにくい。海外には良い投資先が多い。これからは成長率が低いと予想されており、リターンを上げるには海外×アクティブが必要。— 永松龍一郎 (@nisaschool) 2019年9月11日
ひふみワールドのまとめ
ひふみプラスの世界版ともいわれる本ファンドですが、期待する声もあれば割高コストを打ち消すほどの好リターンを得られるか疑問の声も見られます。
事実インデックスファンドには今や0.1%を切る外国株式ファンドが続出しており、期待リターンを考慮しても、保有コストの優位性からアクティブファンドを選ぶメリットが薄れつつあります。
ただひふみファンドには多数の過去実績があることから、安定した成績を残し続けることで、ひふみプラス同様人気のアクティブ投信になる可能性もあるでしょう。
ひふみワールドを購入できるおすすめ会社
ひふみワールドは直販販売限定となっているため、ひふみ投信でのみ購入可能です。
今のところ他社での販売は予定していないとのことです。