ひふみ投信は、レオス・キャピタルワークスが運用する2008年開始の国内株アクティブファンドとなります。
レオス・キャピタルワークスは他にも、ひふみプラスというネット証券などで購入できる運用方法が同じファンドがあります。
設定来リターンがTOPIXを上回る成績を残していますので、アクティブファンドでは数少ない投資価値のあるファンドと言えるでしょう。
ひふみ投信の詳細情報
ひふみ投信は「資産を守りながらふやす運用」をコンセプトに運用がなされており、下落局面では株式比率を抑えてリスク回避することで効率良く運用が行えております。
買付手数料も無料で、解約時にもお金がかからないことから購入のハードルは低くなっています。
参考指数 | TOPIX |
---|---|
購入手数料 | 無料 |
設定日 | 2008年10月1日 |
積立単位 | 月10,000円から1円単位 |
信託報酬 | 年1.0584%(税込) |
決算日 | 年1回(9/30)※分配金実績なし |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
純資産総額 | 1,463億円 |
資産構成 | 国内株式:86.2% 海外株式:10.8% 現金など:3.1% |
運用会社 | レオス・キャピタルワークス株式会社 |
分配金は現在まで一度も出しておりませんので、効率的に運用できています。
今後も分配金なしで運用してもらいたいところです。
上記の画像の通り、設定来からTOPIXインデックスを常に上回るパフォーマンスを残せています。
さらに比較対象であるTOPIXも配当込みで比較しておりますので、他であるような配当抜きTOPIXの比較で成績をごまかすようなことが一切していないのが好感が持てますね。
運用手段で特徴的なのは投資対象とする会社に実際に訪問して話を聞き、将来性や投資価値のある企業かどうかをしっかりとした分析の上で投資している点が挙げられます。
こうした徹底したリサーチ力が、今のパフォーマンスに反映されているのでしょう。
通常の信託報酬は年1.0584%で設定されています。
一見高いように思われますが、アクティブファンドの中では安い水準となっています。
さらに後で紹介するサービスが適用されれば実質的な信託報酬が低くなりますので、あまり気にすることはないと思います。
ひふみ投信についてざっくり説明すると
レオキャピタルワークス社のアクティブファンド
投資対象:日本の成長企業
信託報酬:1.0584%
信託財産留保・解約手数料・購入手数料:無料アクティブファンドの中では信託報酬(手数料)はとても良心的で、所謂ぼったくりファンドではありません。
— まねりん先生 (@manerinsensei) 2019年4月8日
直近パフォーマンスは?
ひふみ投信 | TOPIX(配当込み) | |
---|---|---|
1ヶ月 | -0.1% | -1.0% |
3ヶ月 | -1.8% | -0.5% |
6ヶ月 | -0.4% | -0.7% |
1年 | 16.2% | 9.6% |
3年 | 57.1% | 20.3% |
設定来 | 411.5% | 94.9% |
※2018年8月末時点
TOPIX(配当込み)に対して文句なしのパフォーマンスを残せており、それを安定して長年続けていることが高く評価されています。
通常、ファンドの規模が大きくなればなるほど安定したパフォーマンスを出すのが難しくなっていきますが、ひふみ投信は純資産が増大している現在も、好成績を残し続けていることが高く評価されています。
ひふみ投信のパフォーマンスがあまりに素晴らしすぎて、長期で見るとアクティブ運用はインデックス運用に負けるという常識が果たして正しいのかととても疑問に思えてきた。個別株買うのがクソなのにはかわりがないけど
— DAJ (@dajhiroki) 2018年5月19日
資産を守りながらふやす運用
冒頭でも話した通り、ひふみ投信は預かった資産を守りながら運用を行っております。
現金比率を最大50%まで設定していることで、相場の下落時でも基準価額の下げ幅を抑えることができます。
現金保有のデメリットとしては、相場の上昇時に乗れない時がある点でしょう。
ただ現在までのパフォーマンスは常にインデックスを上回っていますので今後も期待したいですね。
ひふみ投信 チョコっと前に
現金 50% 株 50%にしていた日経平均株価 また、再び下落傾向なので
多分 現金 50% 株 50%の比率に近いだろうとは考えている pic.twitter.com/LqEmFtbdYz— fuku RIZAP 結果にコミット 食べない 繰り返すと痩せる (@fukuizx) 2019年7月17日
日本のアクティブファンドは数多く存在し、ひふみ投信よりもリターンが良い投信も少なからず存在する。だが、ひふみの真価は下落時に50%まで現金比率を上げることが出来る点だ。他のファンドとは違い個人投資家の売り買いのタイミングを決められるというメリットを利用出来るのだ。
— 考える段ボール@五級准尉 (@danboru114) 2018年3月3日
積立頻度は自由に決められる
ひふみ投信では、毎月一定額のお金を積み立てる方法に加えて、「自由つみたて」と呼ばれる積立金額と積立月を自由に選ぶことができる方法が用意されています。
自由つみたてを利用することで、毎月ではなく3か月に1回のペースで、積立を行う方法なども可能になります。
またボーナス月には、いつもより多くの積立金額を指定することもできます。
※「自由つみたて」は最低積立金額1万円以上、年1回以上の積立月指定から利用可能です。
手軽だったもんだから、楽天証券でひふみプラスをしているけれども、ひふみ投信の自由つみたていいですねえ。2017年はプラスで積み立てておいて、2018年は積立NISAも視野に検討してみようかな。採択されたのかな。
— タリエ (@0lloxoxoll0) 2017年4月27日
信託報酬割引サービス「資産形成応援団」
資産形成応援団とはファンドの保有年数によって信託報酬が一部キャッシュバックされるサービスのことです。
5年以上保有で0.2%、10年以上保有で0.4%が還元される仕組みになっています。
10年保有すると実質的な信託報酬が年0.6584%まで下がることになりますので、長期投資が基本になる投資信託では嬉しいサービスとなりますね。
ひふみ投信の運用報告会で、資産形成応援団の話。10年以上の0.4%還元は64名、5年以上の0.2%還元は4,529名いるとのこと。10年以上の方は、ひふみ投信の立上げ当初からだから相当すごい。まずは目標5年だな。#ひふみ投信
— TMN (@TMN15) 2018年12月9日
子供用の口座も開設可能
ひふみ投信では年齢問わず誰でも口座が開設できますので、生まれたばかりの赤ちゃんでも口座が作れます。
将来の学費積立に利用してもいいですし、色々と使い方がありそうですね。
あと、ひふみ投信でも積み立てする予定。子供のお年玉も子供名義の口座で投資予定。なんで、もっと早く始めなかったんだろう…
— オバラ(オバコ) (@ko4192) 2018年9月4日
最近知ったが、一歳になった息子の貯金が20万円あり、子供名義でひふみ投信も積みたてている。わいらの高校や大学時代の貯金額は数万円しか持ってなかったのに、すごい差だわw
20万はびっくりした…
— 炎のコマ (@gekiatsu123) 2017年12月30日
詳細な情報発信
運用レポートも毎月発信していて、公式サイトでは運用者の考えも知ることができます。
内容も詳細に開示しており動画でも報告しているなど、顔が見える運用であることが支持されている要因となっています。
組み入れている銘柄について投資理由をきちんと説明をしていますし、他と比べても非常に透明性の高い運用がなされています。
投資家に向けたセミナーも開催したり積極的に情報発信をして、投資家とのつながりを大事にしていることが、ひふみ投信の優れた特徴と言えるでしょう。
ひふみ投信の8月レポート動画を見ました。
7月の対TOPIX負けは大きく、過去11番目に大きく負けた月だそうですが原因も分析されていて投資方針もブレていないので、今後に期待したいですね。
豊富な情報発信は直販投信の良さの1つなので、狼狽してしまう人はこういうレポートを見ると良いのになぁ。— mosimosi (@mosimosi0804) 2018年8月12日
実質コストは?
決算年度 (対象期間) |
実質コスト |
---|---|
2017年 (2016/10/1~2017/10/2) |
1.26% |
2016年 (2015/10/1~2016/9/30) |
1.26% |
2017年11月に出された報告書で判明した実質コストは、前年と同じ年1.26%となっています。
内訳をみるとやはり、売買委託手数料がやや高くついてしまっているようです。
ただアクティブ運用では手数料が膨らむのは致し方ないことですので、期待できるパフォーマンスを考慮すれば、そこまで気にする必要はないと思われます。
ひふみ投信の解約方法は?
以前は電話のみの解約方法しかありませんでしたが、現在はインターネット上で行えるようになっています。
平日:9時~17時 03-6266-0123
上記の時間・番号にて解約を受け付けています。
海外版のひふみワールドが登場
海外の成長企業に投資を行うひふみワールドの取り扱いも始まっています。
ひふみ投信と同じく「資産形成応援団」の対象となります。
世界版ひふみ投信ともいえるファンドであり、国内以外にも投資対象を拡げたい方に最適です。
運用開始からまだ間もないですが、すでに純資産50億円越えを達成しています。
ひふみ投信の口コミ
うちが投資させて頂いている(大した金額じゃねーぞw)ひふみ投信さんとかも、そういうところが好きなのよ。社長の藤野さんが地方の中小企業を一軒一軒訪問して、伸びしろがある会社がどうかを見ている。それはもう本当に泥臭い作業で。そういうところを大切にする投資信託だから、お金預けてる。
— 林 真紀@発達障害・翻訳出版クラファンスタート (@releaseonly) 2019年5月29日
ひふみ投信の3月の成績は、前月末比+0.46%とプラスで終わった。3ヶ月連続してtopixを上回った。
来月からひふみ投信を始めて3年目に入る。この2年間色々あったが、引き続き積み立ていこう。#ひふみ投信
— TMN (@TMN15) 2019年3月29日
ひふみ投信の800円戻し、素晴らしい!!
昨日の下げ分を捲ったね? pic.twitter.com/BRS6RbB6bu— yasu (@okanehadaiji) 2017年12月7日
そうですねー、おっしゃる通りだと思います。配当再投資戦略は資産拡大を目指す上ではとても大切ですよね。ほんと、ひふみ投信は個人投資家目線の良いファンドです。
こちらこそよろしくお願いします。??— 考える段ボール@五級准尉 (@danboru114) 2017年12月4日
ひふみ投信の口座開設キター(゚∀゚) 1年間分の積立金を用意したので来年まで積立しながら放置しとくかね
— ブラブラベリー (@IIICORJ) 2017年12月4日
ひふみ投信の評価
2017年にはR&Iファンド大賞で3度目の最優秀ファンド賞を受賞しており、ファンドとしての評価は非常に高いです。
積立も毎月ではなく数か月に1度など自由なペースで行えますので、自分に合った積立方法が選べるのがメリットでしょう。
アクティブファンドですので今後も同じパフォーマンスを維持できるかは不透明ではあります。
ただ現在まで長年にわたり安定した成績を残せていますので、国内株インデックスファンドよりも好リターンを求めたい人にはぴったりな投資信託ではないでしょうか。
信託報酬も長期割引がありますので長く続ければ続けるほど、効率の良い運用ができることでしょう。
現時点で一番おすすめできる国内株アクティブファンドと言えます。
レオスのひふみ投信