第二のひふみ投信になるか！？TORANOTECアクティブジャパンの評価と解説

アクティブファンド

2019.05.09

TORANOTECアクティブジャパン（中小型株ﾌｧﾝﾄﾞ）は、国内株式に投資するアクティブファンドのことです。

今まではおつり投資サービスのトラノコ専用ファンドでしたが、2018月2月7日より一般販売されています。

TORANOTECアクティブジャパンの詳細
個人投資家の評判は？
TORANOTECアクティブジャパンの評価
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TORANOTECアクティブジャパンの詳細

投資対象	国内株式アクティブ型
購入手数料	無料
最低積立金額	100円から
信託報酬	年0.80％（税別）
純資産総額	2.18億円
設定日	2017年9月29日
決算日	年1回（7/20）
信託財産留保額	無料
償還日	無期限
為替ヘッジ	なし
投資形態	ファミリーファンド方式
運用会社	TORANOTEC投信投資顧問株式会社

TORANOTECアクティブジャパンの特徴

TORANOTECアクティブジャパンですが、国内の中小型株式を投資対象としています。
さらにその中から、「割安銘柄」「成長株」に絞った銘柄選定を行って投資しています。

本ファンドは元々トラノコでしか買えないアクティブファンドでしたが、この度一部のネット証券会社で一般販売が始まっています。

基本的には成長性の高い中小型銘柄に投資を行っていますが、経営陣が一新された・事業内容が変わったなど「変化」が起きた銘柄にも着目しています。
上場間もないIPO株にも投資を行う可能性があるとのことです。

銘柄数は30～50銘柄を予定、組入銘柄は株価動向によってポートフォリオの調整が行われます。
銘柄選定を行う際には実際に企業に出向いたり、経営姿勢を見て判断します。

運用方針が似たアクティブファンドとして好パフォーマンスが続いているひふみ投信があります。
本ファンドの信託報酬は少し低く設定されていて、運用成績次第では競合ファンドとなるでしょう。

資産構成

資産種類	比率
株式	88.6％
その他	11.4％

市場別

市場	比率
東証一部	65.5％
東証二部	2.6％
東証マザーズ	8.5％
その他	12.0％

組入上位銘柄

銘柄	比率
岩谷産業	3.3％
大阪ソーダ	3.2％
フューチャー	3.0％
月島機械	3.0％
メニコン	2.6％
ミロク情報サービス	2.6％
三協フロンテア	2.6％
萩原工業	2.3％
サンフロンティア不動産	2.3％
前田工繊	2.2％

成長期待の中小型株に投資していることもあり、他ファンドとは一味違った構成銘柄となっています。
LPガス小売りシェアトップの岩谷産業、世界トップのニッチ製品が数多くある大阪ソーダ等が上位となっています。

運用成績は？

銘柄	ファンド	ひふみプラス
1ヵ月	+2.0％	+0.5％
3ヵ月	+11.0％	+12.2％
6ヵ月	-7.8％	-13.1％
1年	+0.6％	-10.2％
設定来	+20.7％	+273.2％

中小企業を投資対象としている点で同じであるひふみプラスと成績の比較をしてみました。
ひふみプラスは外国株式も対象としているので一概には比較できませんが、半年・1年ベースでは本ファンドの方が好成績を見せています。

分配金は？

決算をむかえましたが分配金は出されませんでした。

個人投資家の評判は？

DIAM新興市場日本株ファンド(青)とTORANOTECアクティブジャパン(赤)の6ヶ月の比較。

正直に言って驚いた。前者は日本で一番、儲かっているファンドだから。
TORANOTECアクティブジャパンは、まだ一年経っていないので今後の成長に期待したい。 pic.twitter.com/BwQ7hiWtAy

— sin (@titan_sin) 2018年7月22日

ひふみ投信とTORANOTECアクティブジャパンの6ヶ月の比較

TORANOTECアクティブジャパンは資産がかなり減っているがそれでも、ひふみ投信に勝っている。

信託報酬も、ひふみ投信よりも安く、現金比率も常に高く設定しており、中小専門なので、昔のひふみ投信のような動きをする。 pic.twitter.com/v62EP7JfSh

— sin (@titan_sin) 2018年7月22日