三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドは、8資産クラスに投資を行っているインデックスファンドのことです。
ファンドの名前に「DC(確定拠出年金)」とありますが、一般販売もされています。
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドの詳細
投資対象 | バランス型 |
---|---|
ベンチマーク | 国内株式…TOPIX(配当込み) 国内債券…NOMURA-BPI総合 国内リート…東証REIT指数(配当込み) 先進国株式…MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算) 先進国債券… FTSE世界国債インデックス (除く日本、円換算) 先進国債券(為替ヘッジあり)… FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算、為替ヘッジあり) 先進国リート…S&P先進国REITインデックス(除く日本、配当込み、円換算) 新興国株式…MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算) |
購入手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円から |
信託報酬 | 年0.21%(税別) |
純資産総額 | 0.64億円 |
設定日 | 2017年10月3日 |
決算日 | 年1回(9/10) |
信託財産留保額 | 無料 |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | あり |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
運用会社 | 三井住友アセットマネジメント |
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドの特徴
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドですが、8資産バランス型インデックスファンドの中では、低コストで投資を行えることが特徴です。
信託報酬は年0.21%とiFree 8資産バランスやたわらノーロード バランス(8資産均等型)(どちらも年0.22%)よりも低いコストでバランス投資が可能です。
ファンドの資産構成は「株式:債券:REIT = 40:40:20」となっています。
為替ヘッジ(先進国債券5%)も行っており、為替ヘッジ付きバランスファンドでは最安のインデックスファンドとなります。
先進国債券のみ5%の為替ヘッジがどこまで運用に影響を与えるかは未知数ですが、多少の為替リスクを抑えることは可能だと思います。
人気の8資産均等型と比べると、債券の比率が高くリートの割合が低いです。
また新興国には株式のみ投資を行っており、日本を除く先進国に多く投資していることが特徴です。
基本資産配分
資産クラス | 銘柄数 | 比率 |
---|---|---|
国内株式 | 1,640 | 10.0% |
先進国株式(除く⽇本) | 1,328 | 20.0% |
新興国株式 | – | 10.0% |
国内REIT | 60 | 5.0% |
外国REIT | 313 | 15.0% |
国内債券 | 529 | 15.0% |
先進国債券(除く⽇本) | 642 | 20.0% |
先進国債券(除く⽇本、為替ヘッジあり) | 624 | 5.0% |
組入上位銘柄
国内株式
銘柄 | 比率 |
---|---|
トヨタ自動車 | 3.3% |
三菱UFJフィナンシャル・グループ | 1.9% |
ソフトバンクグループ | 1.4% |
日本電信電話 | 1.4% |
ソニー | 1.4% |
先進国株式
銘柄 | 比率 |
---|---|
アップル | 2.3% |
マイクロソフト | 1.8% |
アマゾン・ドット・コム | 1.6% |
JPモルガン・チェース | 1.0% |
フェイスブック | 1.0% |
国内リート
銘柄 | 比率 |
---|---|
日本ビルファンド投資法人 | 7.1% |
ジャパンリアルエステイト投資法人 | 6.5% |
野村不動産マスターファンド投資法人 | 5.4% |
日本リテールファンド投資法人 | 4.8% |
ユナイテッド・アーバン投資法人 | 4.6% |
外国リート
銘柄 | 比率 |
---|---|
サイモン・プロパティー・グループ | 4.3% |
プロロジス | 3.1% |
パブリック・ストーレッジ | 2.7% |
アバロンベイ・コミュニティーズ | 2.1% |
デジタル・リアルティー・トラスト | 2.0% |
国内債券
銘柄 | 比率 |
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第386回利付国債(2年) | 1.5% |
第329回利付国債(10年) | 1.3% |
第131回利付国債(5年) | 1.1% |
第312回利付国債(10年) | 1.1% |
第344回利付国債(10年) | 1.1% |
先進国債券(除く日本)
銘柄 | 比率 |
---|---|
アメリカ国債 | 0.5% |
フランス国債 | 0.4% |
フランス国債 | 0.4% |
フランス国債 | 0.4% |
フランス国債 | 0.4% |
先進国債券(除く日本、為替ヘッジあり)
銘柄 | 比率 |
---|---|
アメリカ国債 | 0.9% |
フランス国債 | 0.6% |
アメリカ国債 | 0.6% |
アメリカ国債 | 0.6% |
アメリカ国債 | 0.6% |
運用成績は?
期間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1カ月 | -0.9% | -1.0% |
3カ月 | -5.0% | -4.9% |
設定来 | -2.3% | -1.4% |
※2018年3月30日時点
年 | ベンチマーク |
---|---|
2017年 | +8.2% |
2016年 | +2.4% |
2015年 | -0.7% |
2014年 | +19.6% |
2013年 | +28.1% |
2012年 | +23.4% |
2011年 | -5.4% |
2010年 | +1.6% |
2009年 | +25.6% |
2008年 | -37.2% |
運用開始直後はやや乖離が発生していましたが、直近ではほぼ同じパフォーマンスで推移しています。
ベンチマークは、投資対象資産を組合せた独自の合成ベンチマークとなります。
分配金は?
現在のところ、分配金が出るかどうかは不明になります。
投資家の評判は?
例外は私が今買ってる「三井住友DCつみたてNISA 世界分散ファンド」とかですね。
他は日本の比率が高くこれまた世界分散投資派には使いにくいのです。— はるかさん@つみたてNISA次郎 (@asakaze2425) 2018年4月8日
どうしても為替リスクを取ることに躊躇してか、日本の投資比率を高く取りたい需要の高さがうかがえます。
8資産分散はそれに個別投信を加えて比率を調整するには便利かもしれませんけど(実際にiDeCoではそうやって投資してる)。三井住友DCつみたてNISA世界分散ファンドみたいなのがもっと欲しい。
— はるかさん@つみたてNISA次郎 (@asakaze2425) 2018年3月10日
20年運用するつみたてnisaで最も気を付けないといけないのは早期償還。
早期償還されない世界分散投信一本が理想。
つまり、早期償還リスクを分散するためにexe、楽天、野村分散がベストか?
ついでに三井住友も買うか?
いっそemaxis、たわら、iFreeの8均等も追加して7本運用?— オフライン (@offlinedotnet) 2017年12月19日
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド だと、ざっと日本債権15%、外国債券25%、国内株式10%、先進国株式20%、新興国株式10%、Jリート5%、海外リート15%、でアセットアロケーションのお手本のようなバランスファンド。安全志向かつなーんにも考えたくない人に最適。
— ニッポニテス (@nipponites) 2017年10月19日
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドの評価
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドは、為替ヘッジ付きの8資産バランスファンドとしては最安であることが評価できます。
同じ投資比率である「SMT インデックスバランス・オープン」と「SBI資産設計オープン」よりも低いコストで投資できます。
人気の8資産均等型ファンドよりも、日本と新興国の比率を抑えて投資を行いたい方には最適と言えます。
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドを購入できる会社はこちら
現段階での販売会社は、下記となっております。
既存三井住友インデックスシリーズの取扱い会社は豊富にあることから、本ファンドも多くの会社で販売されることになると思われます。
販売会社 |
楽天証券 SBI証券 マネックス証券 松井証券 エイチ・エス証券 |
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