eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円ベース)と連動する動きを目指したインデックスファンドです。
2018月3月19日より運用が開始されています。
2019年11月12日付で、信託報酬が年0.120%から年0.104%に引き下げられています。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の詳細
投資対象 | 世界株式 |
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ベンチマーク | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円ベース) |
購入手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円~ |
つみたてNISA | 〇:対象ファンド |
信託報酬 | 年0.104%以内(税別) 純資産が500億円以上の部分…0.1035% 純資産が1000億円以上の部分…0.1030% |
純資産総額 | 124億円 |
設定日 | 2018月3月19日 |
決算日 | 年1回(4/25) |
信託財産留保額 | 無料 |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
資産構成 | 実質外国株式組入比率…99.02% うち 現物…95.71% うち 先物…3.30% 組入銘柄数…2,498銘柄 先進国…1,326銘柄 新興国…1,172銘柄 |
運用会社 | 三菱UFJ投信株式会社 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の特徴
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)ですが、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)」を投資対象とするインデックスファンドの中では、最も低い信託報酬であることが特徴です。
既存ファンドでは野村つみたて外国株投信(年0.19%)が最安でしたが、それを下回るコストになります。
さらにおなじみの純資産増額による保有コスト割引もあり、ファンドの規模が大きくなるほど恩恵を受けることができます。
また「業界最低水準の運用コスト」を目指しているファンドでもありますので、今後さらに低コストのファンドが出たとしても、追随して信託報酬引き下げが実施される可能性が高いです。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは、日本を除く22の先進国と23の新興国株式(大型株・中型株)を投資対象としています。
現在は約2500の銘柄で構成されており、全世界株式市場の時価総額約85%をカバーできます。
「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」は日本を除いた指数になりますが、日本を含む世界株式ファンドとしてはSBI・全世界株式インデックス・ファンド(年0.104%)や楽天・全世界株式インデックス・ファンド(年0.20%)があります。
ただ上記2つのファンドはETFを通して運用されており、実質コストが高くつく場合があることや指数との乖離が発生する可能性は留意しないといけません。
本ファンドでは真の国際分散投資ができませんが、最安水準のコストで日本を除く世界株式投資を行えることは素晴らしいことだと思います。
日本株式を省いて世界株式に投資をしたいという方には最適のファンドになることでしょう。
国・地域別配分
先進国
国・地域名 | 比率 |
---|---|
アメリカ | 56.66% |
イギリス | 6.16% |
フランス | 3.54% |
ドイツ | 3.85% |
カナダ | 3.52% |
その他の国・地域 | 12.15% |
新興国
国・地域名 | 比率 |
---|---|
ケイマン諸島 | 2.02% |
韓国 | 1.82% |
台湾 | 1.37% |
中国 | 1.19% |
インド | 1.01% |
その他の国・地域 | 4.43% |
組入業種
業種名 | 比率 |
---|---|
ソフトウェア・ サービス | 11.71% |
銀行 | 10.09% |
エネルギー | 7.20% |
医薬品・バイオ テクノ・ライフ | 7.10% |
資本財 | 6.95% |
素材 | 5.34% |
組入銘柄
先進国
銘柄 | 比率 |
---|---|
アップル | 2.3% |
マイクロソフト | 2.3% |
アマゾン | 1.6% |
フェイスブック | 1.0% |
グーグル | 0.9% |
新興国
銘柄 | 比率 |
---|---|
テンセント | 0.5% |
アリババ | 0.5% |
TSMC | 0.5% |
サムスン電子 | 0.4% |
iシェアーズMSCIサウジアラビアETF | 0.3% |
アップルやAmazonなど世界でも有名な大企業が上位を占めております。
上位銘柄の比率は抑えられており、幅広い銘柄に投資を行っていることがわかります。
新興国株式では、iシェアーズのサウジアラビアETFが組み入れられています。
これは新たにMSCIの新興国区分に追加されたためです。
運用成績・利回りは
期間別騰落率
期間 | 除く日本 | オール・カントリー |
---|---|---|
1ヵ月 | +3.45% | +3.30% |
3ヵ月 | +11.41% | +11.18% |
6ヵ月 | +11.51% | +11.55% |
1年 | +27.52% | +26.82% |
設定来 | +17.11% | – |
※2019月12月末時点
年間別騰落率
年次 | 除く日本 | オール・カントリー |
---|---|---|
2019年 | +27.52% | +26.82% |
日本を含むeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)との比較では、日本を除いた本ファンドの方が好成績となっています。
分配金は?
現在のところ分配金は出しておりません。
個人投資家の評判は?
eMAXIS Slim全世界株式では
・オールカントリー
・除く日本どちらが良いか⁇ですが、個人的には世界時価総額に満遍なく投資するオールカントリーです。
しかし日本株式を既に保有している方などは除く日本でも良いと思います。
結論、どちらも良いファンドです!
— 投資家ぺけ/YouTube (@peketoushika) 2019年12月20日
今日は体調悪く死んでいました。
とりあえずクオカード銘柄で、いであ(9768)を買付けました。きちり(3082)も買おうとしましたが、資金不足で断念。
投信はeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)を追加しました。
— Lucius⭐️米国株投資家 (@lucius12345) 2018年12月14日
夫口座のつみたてNISAは楽天VTでいいかなーとぼんやり考えていたけれどなんやかんや手続きしている最中に色々ブログ記事を拝見しましてeMAXISSlim全世界株式(除く日本)と日本株のファンドを10:1くらいで適当に積み立てるのも悪くないかなーと…
— あやめ (@ayame_index) 2018年9月24日
eMAXIS slim 全世界株式(3地域均等型)
の純資産4.03億円て、まだ新設以来4ヶ月しか経ってない事を鑑みてもどんなもんなんでしょうか。買いたいけど長く続いてくれるかどうかの不安が少し。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
はほぼ同じ期間で17.97億円の純資産があるんですよね。— なながき (@77gk77) 2018年8月19日
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の評価
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、日本を除く世界株式インデックスファンドの中では最安コストであることが評価できます。
現状、SBI・全世界株式インデックス・ファンド(年0.104%)が日本を含む最安の世界株式インデックスファンドであるだけに、日本を除いた世界株式インデックスファンドである本ファンドは好みの分かれるところになります。
ただ日本株式の先行きが不透明、もしくは日本以外の世界株式に投資したいと感じる方には、最有力候補のファンドになるでしょう。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)を購入できる会社はこちら
現段階での販売会社は下記となっております。
eMAXIS Slimシリーズの取扱い会社が数多くあることから、当ファンドの取り扱いも今後増えていくものだと予想されます。
販売会社 |
SBI証券 楽天証券 岡三オンライン証券 SMBC日興証券 松井証券 マネックス証券 フィデリティ証券 岩井コスモ証券 |
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