楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式))は、FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算ベース)と連動する動きを目指す、米国株式インデックスファンドになります。
楽天投信投資顧問から、2018年1月10日に設定されました。
「バンガードETF」に投資をする楽天・バンガード・ファンド第四弾であり、超低コストでアメリカ高配当株に分散投資が可能になります。
【追記】構成銘柄のバンガード・米国高配当株式ETF(VYM)が経費率引き下げを行ったため、本ファンドも年0.20%⇒年0.175%に信託報酬を引き下げを実施しています。
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの詳細
投資対象 | 米国株式 |
---|---|
ベンチマーク | FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算) |
つみたてNISA | ×:対象外 |
購入手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円から |
設定日 | 2018年1月10日 |
信託報酬 | 年0.175%(税別) |
純資産総額 | 44億円 |
決算日 | 年1回(7/15) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
資産構成 | 株式…100.9% 短期金融資産など…-0.9% |
運用会社 | 楽天投信投資顧問株式会社 |
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの特徴
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドは、アメリカの高配当銘柄を投資対象としているインデックスファンドの中で、最も安い信託報酬であることが特徴です。
今まで最安だった「野村 インデックスF・米国株式配当貴族」(年0.50%)を大きく下回る保有コストになっています。
ベンチマークであるFTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算)は、アメリカ株式市場の高配当利回り銘柄を投資対象としており、約400銘柄で構成されています。
主に大型株を対象としていて、市場平均を上回る配当を行っている銘柄に投資しています。
本ファンドはバンガードETFのみで運用
本ファンドの構成銘柄は「バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)」のみとなっており、他の楽天・バンガードシリーズと同様に、超低コスト海外ETFである「バンガードETF」を通じて投資を行っています。
バンガード・米国高配当株式ETFは経費率(信託報酬)年0.06%と非常に低く、低コストで高配当利回りの米国銘柄に分散投資が行えることが魅力です。
また現在の予想配当利回りは年2.91%となっています。
業種別構成比率
国名 | 比率 |
---|---|
テクノロジー | 14.3% |
金融 | 13.9% |
ヘルスケア | 13.7% |
消費財 | 13.5% |
工業 | 13.0% |
石油&ガス | 9.4% |
公共事業 | 8.0% |
消費者サービス | 5.7% |
電気通信 | 4.7% |
素材関連 | 3.8% |
組入銘柄
銘柄 | 比率 |
---|---|
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM) | 100% |
ETFの組入銘柄は?
銘柄 | 比率 |
---|---|
JPモルガン・チェース | 3.9% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 3.6% |
プロクター・アンド・ギャンブル | 2.6% |
バンク・オブ・アメリカ | 2.3% |
インテル | 2.2% |
コムキャスト | 2.1% |
エクソンモービル | 2.0% |
ベライゾン・コミュニケーションズ | 2.0% |
エイ ティ アンド ティ | 1.7% |
シェブロン | 1.7% |
上記は「バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)」の上位構成銘柄になります。
29年間も増配を続けている「シェブロン」や、5%の利回りを誇る「エイ ティ アンド ティ」など高配当の米国銘柄が名を連ねています。
現在は全411の銘柄に投資を行っています。
利回り・運用成績は?
期間 | ファンド |
---|---|
1ヵ月 | +9.97% |
3ヵ月 | +20.36% |
6ヵ月 | +33.64% |
1年 | +47.00% |
3年年率 | +11.57% |
設定来 | +24.91% |
年 | ファンド |
---|---|
2020年 | -6.04% |
2019年 | +22.86% |
※2021年3月末時点
分配金は?
初の決算を迎えましたが分配金は出ませんでした。
個人投資家の評判は?
楽天VYMの存在意義が疑問だったのだけど、今の局面を見ると高配当株ではなくてバリュー株の投信と認識しておくのが正解な気がする。
— くりさん (@liyuan) March 18, 2021
定期的に付与される楽天ポイントを「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 」に継続的に投資するか「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式)」
に継続的に投資するか迷う。高配当株式の方が3倍の値動きをするから夢があるし…。
— ニシムラケンヂ (@samawa_kenz1981) 2019年3月26日
米国株式投資信託のなかで、2月の下落のときは一番弱かった楽天米国高配当が、10月の下落では現在一番ましみたい。
— カゼクサ (@ljsbLzrOe8kNCdP) 2018年12月11日
コカコーラ社は低コストな商品と圧倒的なシェアで継続的な利益を叩き出してく超優良株じゃないですか。市場が不人気にしてる意味分からん。うちは楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドでつみたて継続中です。
— くまさん (@4156kumasan) 2018年8月31日
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの評価
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドですが、米国の高配当利回り銘柄に低コストで分散して投資が行える点が評価できます。
恐らく分配はされないと思われますので、配当による課税を受けずに高い配当金を再投資することが可能です。
「SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン」(年0.55%)などの既存の人気インデックスファンドを大きく下回る信託報酬であることが魅力ですね。
米国の高配当銘柄に投資したい方には最適なファンドとなるでしょう。
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドを購入できる会社はこちら
現在のところ下記の3社のネット証券で取り扱いが決定しています。
販売会社 |
楽天証券 マネックス証券 SBI証券 岡三オンライン証券 松井証券 GMOクリック証券 ソニー銀行 |
---|