マネックス・日本成長株ファンド(愛称:ザ・ファンド@マネックス)は、国内のIT関連銘柄に投資しているアクティブファンドです。
2018年には好パフォーマンスが評価されて、「R&Iファンド大賞」国内株式部門の最優秀ファンド賞を受賞しています。
マネックス・日本成長株ファンドの詳細
投資対象 | 国内株式 |
---|---|
積立可能額 | 1,000円から |
ベンチマーク | TOPIX(参考指数) |
購入手数料 | 無料 |
信託報酬 | 年1.47%(税別) |
純資産総額 | 46億円 |
設定日 | 2000月7月26日 |
決算日 | 年1回(7/25) |
信託財産留保額 | 0.3% |
信託期間 | 無期限 |
為替ヘッジ | あり |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
資産構成 | 国内株式…95.3% その他資産…4.7% 構成銘柄…103銘柄 |
運用会社 | アセットマネジメントOne |
マネックス・日本成長株ファンドの特徴
マネックス・日本成長株ファンドですが、成長期待に優れたインターネット関連株に投資を行っています。
流行りのテーマ型投信であり、今後まずまず市場拡大が期待されるIT企業に投資できることが特徴です。
個別に企業調査を行い、「ビジネスモデル」や「経営者の素質」、「業績」「株価水準」など総合的に見て投資判断を行います。
また国内企業だけではなく、海外企業にも投資を行う場合があると記載されています。
その割合は純資産総額の30%以内とし、為替ヘッジを行うとされています。
ただ現在のところ海外株式には投資を行っておりません。
マネックス・日本成長株ファンドの最大の魅力として、あのひふみ投信を上回る好パフォーマンスを魅せていることになります。
保有コストは割高ですが、運用成績に期待して投資する場合は検討価値のあるファンドと言えるでしょう。
信託報酬引き下げ実績あり
以前の信託報酬は年2.000%でしたが、2017年10月26日より現在の年1.470%に引き下げが行われております。
今後の展開次第では、再度コスト引き下げを行う可能性があるでしょう。
積立ができる
アクティブファンドの中には積立が行えないものもありますが、本ファンドは積み立てができます。
ただし販売会社のマネックス証券でしか積立が行えませんので注意しましょう。
市場別構成比率
銘柄名 | 比率 |
---|---|
東証1部 | 71.5% |
東証2部 | 1.5% |
ジャスダック | 2.2% |
その他市場 | 20.1% |
組入上位銘柄
銘柄名 | 比率 |
---|---|
チェンジ | 2.6% |
バリューコマース | 2.5% |
SHIFT | 2.4% |
GA technologies | 2.1% |
ラクーンホールディングス | 2.1% |
アイティメディア | 2.0% |
オプティム | 1.9% |
エス・エム・エス | 1.9% |
SBテクノロジー | 1.8% |
ヨコオ | 1.5% |
成長期待の高いグロース株を中心に構成されています。
グロース株だけあって株価水準的にはやや割高の銘柄が多い印象です。
ふるさとチョイスが好調の「チェンジ」、不動産テックの「GA technologies」などが組み入れられています。
運用成績・利回りは
期間別騰落率
期間 | ファンド | ひふみ投信 |
---|---|---|
1ヵ月 | -3.12% | -1.54% |
3ヵ月 | +15.69% | +9.85% |
6ヵ月 | +5.10% | +2.76% |
1年 | +7.76% | +8.29% |
3年(年率) | +12.75% | +5.15% |
5年(年率) | +14.89% | +7.94% |
10年(年率) | +19.29% | +15.92% |
設定来 | +217.38% | – |
年間別騰落率
年次 | ファンド | ひふみ投信 | TOPIX |
---|---|---|---|
2019年 | +25.07% | +22.81% | +18.1% |
2018年 | -8.04% | -21.37% | -16% |
2017年 | +59.0% | +44.8% | +22.2% |
2016年 | +4.2% | +4.5% | +0.3% |
2015年 | +35.1% | +21.7% | +12.1% |
2014年 | +2.9% | +14.0% | +10.3% |
2013年 | +94.3% | +68.0% | +54.4% |
2012年 | +12.2% | +22.2% | +20.9% |
2011年 | -6.1% | -1.3% | -17% |
2010年 | +4.6% | +1.9% | +1% |
2009年 | +15.0% | +10.2% | +7.6% |
※2020年7月31日時点
本ファンドの参考指数はTOPIX(東証株価指数)となっており、ほとんどの期間で成績が上回っています。
さらに人気のアクティブファンドであるひふみ投信にも勝っていることが魅力です。
ただ中小型株が多い為、下落相場では下値リスクが高くなることには留意する必要があります。
分配金は?
決算月 | ファンド |
---|---|
2020/07 | 250円 |
2019/07 | 0円 |
2018/07 | 500円 |
2008年以降はしばらく分配金を出しておりませんでしたが、ここ数年はほぼ毎年分配されるようなっています。
分配が欲しいという方にはメリットになりますが、課税されることや再投資が非効率になることはデメリットになります。
個人投資家の評判は?
日本株アクティブファンドで成績が良いのはマネックス・成長株ファンドやジェイリバイブやジェイクール等も評価されてますよね。
— つみたてG(長期投資家) (@TsumitateG2017) February 18, 2020
マネックス日本成長株ファンドはさすがやなあ
これでこそアクティブの醍醐味だ信託報酬1.5876%だというのに
— はるかさん@積立投資家 (@asakaze2425) 2019年3月1日
まずは期間3年の部門。
1位の最優秀賞は「マネックス・日本成長株ファンド」
設定からちょうど3年で3位に滑り込み、優秀賞を得た「女性活躍応援ファンド」
純資産総額の合計が1年間で4倍近くに増えた「ひふみプラス」と「ひふみ投信」は、2年連続で次点となり惜しくも受賞を逃した。— K モルタル製 (@kurinoshippo) 2018年6月29日
R&Iファンド大賞(アクティブ型投信)。1位は3年間の収益率120%の『マネックス日本成長株ファンド』(アセットマネジメントワン)。藤野さん率いるレオス・キャピタルワークスは3年連続で受賞を逃したが、資金量7000億円(1位の170倍)に相応な投資先を見つけるのが難しいため #wbs
— ファレノプシス (@fuckfeer) 2018年6月11日
マネックス・日本成長株ファンドの評価
マネックス・日本成長株ファンドですが、長きにわたって良好なパフォーマンスを続けており、2018年には最優秀ファンドを受賞しています。
成長性の高いIT銘柄を中心としたポートフォリオとなっており、他のアクティブファンドを上回る成績を残せています。
しかしテーマ型投信のデメリットとして、今は良くても今後も成長が続く保証はないため、長期保有にはあまり向きません。
短期でアクティブ運用を行いたい場合に検討価値のあるファンドと言え、IT関連の成長株にまとめて投資したい場合におすすめのファンドとなるでしょう。
マネックス・日本成長株ファンドを購入できる会社はこちら
ファンド名に「マネックス」とあるだけあって、販売会社はマネックス証券のみとなっています。
恐らく今後も販路拡大は期待できないでしょう。
販売会社 | マネックス証券 |
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