Smart-i 8資産バランスは、国内外の8資産クラスに分散投資が行えるバランス型インデックスファンドになります。
Smart-i 8資産バランスの詳細
投資対象 | 資産複合 |
---|---|
ベンチマーク | 国内株式…東証株価指数(TOPIX、配当込み) 先進国株式…MSCI-KOKUSAI指数(配当込み、円換算ベース) 新興国株式…MSCIエマージング・マーケット指数(配当込み、円換算ベース) 国内債券…NOMURA-BPI総合 先進国債券(ヘッジあり)…FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ヘッジ・円ベース) 先進国債券(ヘッジなし)…FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース) 新興国債券…JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース) 国内リート…東証REIT指数(配当込み) 先進国リート… S&P先進国REIT指数(除く日本、配当込み、円換算ベース) |
購入手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円~(楽天証券、SBI証券など) |
つみたてNISA | 〇:対象ファンド |
設定日 | 2018年3月27日 |
信託報酬 | 安定型:年0.16%(税別) 安定成長型:年0.18%(税別) 成長型:年0.20%(税別) |
純資産総額 | 安定型:8.6億円 安定成長型:10億円 成長型:8億円 |
決算日 | 年1回(3/25) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | 一部(先進国債券) |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
運用会社 | りそなアセットマネジメント |
Smart-i 8資産バランスの特徴
Smart-i 8資産バランスは3つのファンドに分かれており、リスク許容度に応じてファンドを選べることが特徴です。
「安定型」「安定成長型」「成長型」とファンドによって資産配分が異なっていて、運用方針も異なります。
ローリスクの債券をメインに投資する「安定型」、株式と不動産にも投資を行う「安定成長型」、株式と不動産の投資割合を高めた「成長型」に分かれています。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)などの均等型ファンドではないため、初心者の方には名前の違いだけではわかりにくいかもしれません。
運用開始後はしばらく注目されていませんでしたが、つみたてNISA対象ファンドに選定されたこともあり、緩やかながら純資産が伸びています。
ただ繰上償還リスクが全くないわけではありませんので、純資産10億円以上を安定して維持できるまでは様子見でも良いかと思います。
また先進国債券部分においては、為替ヘッジありとヘッジ無しの2つがあります。
ヘッジありでは為替変動リスクを小さくできますが、ヘッジを行うことによるコストがリターンを圧迫することには注意が必要です。
3つのファンドがある
前述でも伝えた通り、資産配分が異なる3つのファンドに分かれています。
出来るだけリスクを抑えたい場合は「安定型」、ややリスクを高めてリターンを狙う場合は「安定成長型」、積極的に利益を追求したい場合は「成長型」を選ぶと良いでしょう。
気になるのは国内株式への投資割合が高く、特に「成長型」は25%以上も占めます。
国内株式に多く投資したくない場合は、一般的な8資産均等型ファンドを選択することをおすすめします。
資産別構成比率
– | 安定型 比率 |
安定成長型 比率 |
成長型 比率 |
---|---|---|---|
国内株式 | 7.5% | 18.0% | 25.3% |
先進国株式 | 9.5% | 20.2% | 27.5% |
新興国株式 | 2.9% | 6.8% | 9.9% |
国内債券 | 29.1% | 16.4% | 7.5% |
先進国債券(ヘッジあり) | 29.0% | 16.4% | 7.5% |
先進国債券(ヘッジなし) | 16.1% | 8.5% | 4.3% |
新興国債券 | 16.1% | 4.0% | 5.1% |
国内リート | 1.8% | 4.7% | 5.8% |
先進国リート | 1.8% | 4.7% | 6.7% |
現金など | 0.3% | 0.3% | 0.3% |
利回り・運用成績は?
期間別騰落率
期間 | 安定型 | 安定成長型 | 成長型 |
---|---|---|---|
3ヵ月 | -4.3% | -3.3% | -5.1% |
6ヵ月 | +1.5% | +2.5% | +3.1% |
1年 | +4.6% | +3.3% | +2.3% |
設定来 | +6.5% | +6.2% | +5.6% |
年間別騰落率
年 | 安定型 | 安定成長型 | 成長型 |
---|---|---|---|
2019年 | +8.5% | +14.6% | +18.5% |
※2020年2月末時点
3つのファンドの成績を比較してみたところ、「安定型」が過去1年と設定来で一番の成績を残しています。
ただ2019年のような株式市場が好調な時期は、リスク資産に多く投資しているファンドほど高いパフォーマンスが期待できるでしょう。
個人投資家の評判は?
投資信託を比較する87
Smart-i 8資産バランス 安定型、同安定成長型、同成長型
国内、先進国および新興国の債券・株式ならびに国内および先進国のリートに投資。資産配分は不均等。
安定型は低信託報酬でローリスク、シャープレシオが優秀だが、リターンが高くなるにつれて、その長所は失われる。 pic.twitter.com/JcomMr7BMC
— HIROBUN@投資信託を比較する (@indexhikaku) 2020年1月28日
Smart-i 8資産バランスの評価
Smart-i 8資産バランスですが、国内株式重視の8資産バランスファンドであることが特徴です。
一般的な均等型ファンドではなく、許容できるリスクによって資産配分が異なるファンドを揃えています。
為替ヘッジ比率が高いことや国内資産が多いことは、好みが分かれる部分だと思います。
信託報酬も低コストであり、通常の8資産均等型とは違う資産配分で運用したい場合に活用できます。
国内株式比率を低くしたい場合は、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)などの日本を省いたファンドをトッピングすると良いでしょう。
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