iFree NYダウ・インデックスは、NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)の動きと連動する動きを目指している、米国株式インデックスファンドのことです。
iFreeインデックスシリーズの1ファンドであり、2016年9月にて運用開始されています。
iFree NYダウ・インデックスの詳細
投資対象 | 米国株式 |
---|---|
ベンチマーク | ダウ・ジョーンズ工業株価平均 |
購入手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円から |
信託報酬 | 年0.225%(税別) |
純資産総額 | 188億円 |
決算日 | 年1回(9/7) |
信託財産留保額 | 無料 |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
資産構成 | 外国株式…93.0%(30銘柄) 外国投資信託…5.2%(1銘柄) 外国株式先物… 2.2%(1銘柄) コールローン、その他…1.8% |
通貨別構成 | 米ドル…100.4% 日本円…-0.4% |
運用会社 | 大和証券投資信託 |
iFree NYダウ・インデックスの特徴
iFree NYダウ・インデックスは、ダウ・ジョーンズ工業株価平均をベンチマークとしているファンドの中では、最安水準コストで運用できることが評価できますね。
今まで信託報酬が最も低かった「SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン」(年0.50%)と比べて、半分以下も低い設定で登場したことに驚きです。
NYダウが軒並み史上最高値を更新しているニュースなどメディアを通じて耳にした方も多いと思います。
常に上昇を続けているその米国株式を代表する指数に、低コストで投資が行えることは非常に魅力的ですね。
NYダウは大型株を中心とした30銘柄で構成されています。
ニューヨーク証券取引所もしくはナスダックに上場している企業の中から採用されています。
ここ20年で30倍近くの上昇率(米ドルベース)を見せており、リーマンショック以降は急激な右肩上がりで推移しています。
今後の安定して成長を続けるであろう米国が世界に誇る大企業30社に、年0.225%という超低コストで投資を行うことが可能となります。
競合となる低コストファンドが少ないこともあって、今後判明する実質コストもあまり目を向けずに、現段階では本ファンドがNYダウインデックスファンドの最有力と言っていいでしょう。
業種別構成
業種 | 比率 |
---|---|
資本財・サービス | 20.9% |
情報技術 | 16.3% |
金融 | 15.4% |
一般消費財・サービス | 13.7% |
ヘルスケア | 12.5% |
生活必需品 | 6.4% |
エネルギー | 5.4% |
素材 | 2.5% |
電気通信サービス | 1.4% |
同じ米国を代表する株式指数である「S&P500」と比較すると、情報技術の比率が少なくなっています。
一方、資本財・サービスの割合が多くなっているのが、NYダウ構成業種の特徴となります。
組入銘柄
銘柄 | 業種 | 比率 |
---|---|---|
SPDRダウ・ジョーンズ工業株平均ETF | ETF | 8.7% |
ボーイング | 資本財・サービス | 7.0% |
ゴールドマン・サックス・グループ | 金融 | 6.5% |
3M(スリーエム) | 資本財・サービス | 5.7% |
ユナイテッドヘルス・グループ | ヘルスケア | 5.4% |
ホーム・デポ | 一般消費財・サービス | 4.5% |
マクドナルド | 一般消費財・サービス | 4.3% |
アップル | 情報技術 | 4.2% |
IBM(アイビーエム) | 情報技術 | 4.0% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | ヘルスケア | 3.5% |
実際に投資を行っている銘柄を見ると、アップル、インテル、マクドナルドなど誰もが知っている企業がずらりと並んでいます。
「SPDRダウ・ジョーンズ工業株平均ETF」と呼ばれるNYダウETFが、上位銘柄で組み入れられています。
上位10銘柄で全体の54%と比率が多くなっており、上位銘柄の値動きによる影響が大きくなっています。
「S&P500」の構成銘柄上位となっている「アマゾン」や「フェイスブック」は、NYダウの構成銘柄でないため投資を行っておりません。
また輸送企業と公益企業が除かれています。
利回り・運用成績は?
期間 | ファンド | eMAXIS Slim 米国株式 |
---|---|---|
1カ月 | -0.10% | +3.32% |
3カ月 | +5.06% | +8.51% |
6カ月 | -11.79% | -4.45% |
1年 | -5.15% | +5.36% |
3年(年率) | +6.41% | – |
設定来 | +56.88% | – |
※2020年7月末時点
良好な米国経済の後押しもあってNYダウは好調に推移してましたが、2020年2月末頃に起きたコロナショックの影響もあり暴落しています。
またS&P500をベンチマークとするeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と成績を比較したところ、かなり差を付けられています。
純資産は優良ファンドの節目となる100億円突破と、2018年以降急激に伸び続けています。
分配金は?
2017年9月7日に初めて決算を迎えましたが、分配金は出さずに運用が続けられています。
実質コストは?
決算年度 (対象期間) |
実質コスト |
---|---|
2019年 (2018/9/8~2019/9/9) |
0.275% |
2018年 (2017/9/8~2018/9/7) |
0.288% |
2017年 (2016/9/8~2017/9/7) |
0.305% |
2019年10月に提出された運用報告書では、実質コストが年0.275%と判明しています。
前年よりもコストが抑えられていることが評価できます。
競合ファンドとの比較・他のおすすめファンドは?
当ファンドと並ぶ信託報酬(年0.225%)である、たわらノーロード NYダウが存在します。
現在のところ運用コストが全く同じですので、今後判明する実質コストを見極めながら選択していってもいいでしょう。
またNYダウに投資を行っているファンドではありませんが、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスや楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、米国だけでなく先進国や世界に分散して投資が可能な、低コストインデックスファンドになります。
同じ米国株式指数である「S&P500」に投資したい場合は、iFree S&P500 インデックスが最安ファンドでおすすめです。
NYダウ以外にも投資の幅を広げたい場合は、検討すると良いと思います。
個人投資家の評判は?
昨年からはじめたインデックス投信は、昨年分の先進国株式と全世界株式がかろうじてプラス。ほかはマイナスに突入。iDeCoのiFree NYダウは、まだ余裕あり。やはりダウは追いかけていきたいな
— ISETAN MANIA (@isetanmania) 2018年10月25日
#騰落率記録
①WelthNavi +1.57% 3位
②-1セゾンVGBF +3.00% 2位
②-2楽天・全米株式IF +9.67% 1位
②-3ひふみ投信 -4.27% 5位
③日本株投資(ひろし) -2.09% 4位#運用20週間
リストに無いけどiFree NYダウ・インデックスが11.35%でトップ。
「一番儲かっている銘柄は?」「それはNYダウさ」— 十二神将ひろし@起業前 (@kaluamaru) 2018年10月5日
eMAXIS Slim S&P500とiFree NYダウ・インデックスの両方を使えるようにするのも面白い。NYダウ派とS&P500派の両者に対応していますね。
— takachan??寝る子の資産は良く育つ (@takachan_egg) 2018年9月27日
保有投信で年間リターントップはiFree NYダウ・インデックスでプラス18.89%でした。
— タケよん!@分散しすぎリーマン投資家 (@takeyon7) 2018年8月10日
iFree NYダウ・インデックスの評価
iFree NYダウ・インデックスですが、低コストで運用できることが魅力の「iFreeインデックスシリーズ」の一つということもあり、運用に掛かるコストが最安水準になっていることが最大のメリットと言えます。
NYダウに投資したい!という方には、おすすめできるファンドとなりますので、外国株式・先進国株式資産の一部として、ポートフォリオに加えることを検討してみても良いでしょう。
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