eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは2017年2月末から販売が開始された新設インデックスファンドです。
MSCIコクサイ インデックス(円換算ベース)をベンチマークとしており、信託報酬が最も安い先進国株式インデックスファンドとなります。
【追記】
※2019年6月25日付で信託報酬の引き下げが実施され、年0.0999%となっています。
⇒2020年3月17日に再度のコスト引き下げが行われて、信託報酬が年0.0930%に引き下げられました。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの詳細
ベンチマーク | MSCIコクサイ インデックス(円換算ベース) |
---|---|
購入手数料 | 無料 |
信託報酬 | 年0.0930%(税別)以内 純資産が500億円以上0.09145% 純資産が1000億円以上0.08990% |
純資産総額 | 1,986億円 |
決算日 | 年1回(4/25) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
資産構成 | 実質外国株式組入比率…100.09% うち 現物…96.38% うち 先物…3.71% |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの特徴
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは業界最低水準コストを誇るeMAXISSlimインデックスシリーズの一つとして設定されました。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざして運用されています。
「業界最低水準の運用コストをめざす」をコンセプトにしているだけあって、信託報酬最安であったニッセイ外国株式インデックスファンドと並び最安ファンドとなっています。
また純資産が500億円を超えた部分はさらに低いコストで運用できるので、投資家にとって嬉しい仕組みと言えますね。
fund of the Yearで1位を獲得
開催年 | 順位 |
---|---|
2020年 | 7位 |
2019年 | 3位 |
2018年 | 1位 |
2017年 | 13位 |
「投信ブロガーが選ぶ!fund of the Year」では、設定以来毎年入賞しています。
将来にわたって業界最低水準の運用コストを目指す方針が評価されています。
組入比率
銘柄 | 国・地域 | 比率 |
---|---|---|
アップル | 米国 | 2.2% |
マイクロソフト | 米国 | 2.2% |
アマゾン | 米国 | 1.8% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 米国 | 1.0% |
アルファベット クラスC | 米国 | 1.0% |
JPモルガン・チェース | 米国 | 1.0% |
フェイスブック | 米国 | 0.9% |
アルファベット クラスA | 米国 | 0.9% |
エクソンモービル | 米国 | 0.9% |
バークシャー・ハサウェイ | 米国 | 0.8% |
今やだれもが知っているアメリカのグローバル企業が名を連ねています、
またIT企業の割合が年々高くなっています。
利回り・運用成績は?
期間 | ファンド | ニッセイ外国株式 インデックス |
---|---|---|
1か月 | 6.69% | 6.68% |
3か月 | 12.57% | 12.57% |
6か月 | 25.53% | 25.56% |
1年 | 56.55% | 56.64% |
3年 | 15.04% | 15.00% |
設定来 | 63.63% |
競合のニッセイ外国株式インデックスファンドと比較したところ、ほぼ同じパフォーマンスで推移しています。
先進国株式ですが、コロナショック後の金融緩和により大きく上昇しています。
分配金は?
現在まで一度も分配金は出ておりません。
実質コストは?
決算年度 (対象期間) |
実質コスト |
---|---|
2020年 (2019/4/26~2020/4/27) |
0.179% |
最新の運用報告書によると、年0.179%の実質コストであることが判明しました。
ニッセイ外国株式インデックスファンドは年0.156%であるため、若干高く付いていることが判ります。
個人投資家の評判は?
というわけで、
マザーファンドを同じくする1.eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
2.eMAXIS 先進国株式インデックス
3.三菱UFJ外国株式インデックスファンドの中から選ぶなら1の
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
が最適、という結論に至りました😌💡— C.HERO234@平成生まれのアナログSE (@c_hero234) 2019年1月13日
やっぱ自分には米国株、ETFは手続きが面倒臭いのと、税制面で理解が追い付かない。つみたてNISAでemaxis slim s&p500と先進国株式インデックスを限度額いっぱい。ウェルスナビの積み立て。物足りないなら楽天カードで楽天VTI積み立て。これで十分。配当重視に変えるのは種銭が増えてからでも間に合う。
— とりひつじ (@Komadoril11) 2018年11月19日
来月から始まる楽天の投信積立、【楽天カード決済】は、投資額の1%楽天ポイントが貯まりますので、やらない手はない!
買うべき投資信託は信託報酬(手数料)が最も安いemaxis slim先進国株式インデックス。
手数料以上がポイントで返ってきます。上限の投資額は5万円です。
万歳!— はむぱん@副業投資 (@photo_hamupan) 2018年11月14日
相場変動の影響だと思いますが、eMAXIS Slim 先進国株式の純資産総額がなかなか積み上がらなくなっています。
年内の300億円達成も夢じゃ無いと思っていたけど、なかなか厳しい水準に留まっています。
eMAXIS Slimの代表格として、もう一息頑張って欲しいところ!#MUKAM #三菱UFJ国際投信 pic.twitter.com/Bu156rZMwF— 青井ノボル (@sindanindex) 2018年11月14日
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの評価
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは「業界最低水準の運用コストをめざして機動的に信託報酬を引き下げる」という方針を出しているシリーズの一つとなりますので、今後さらに安いコストで運用できるファンドが登場したとしても、当ファンドも競って信託報酬の引き下げが期待できますね。
同一のマザーファンドに投資している既存のeMAXIS 先進国株式インデックス(信託報酬0.60%)にて現在運用されている方は、できるだけ早めにこちらに切り替えるべきでしょう。
掛かるコストが段違いに違いますので得られるリターンにも影響してしまいます。
eMAXIS Slimインデックスシリーズは、低コストインデックスファンド競争に新たに名乗りを上げたわけですが投資家にとっては一つでも選択できるファンドが増えてありがたいことですね。
【追記】
「業界最低水準の運用コストをめざす」の運用方針のとおり、他ファンドに続いて信託報酬の引き下げが行われました。
今後も新規設定ファンドではなく、既存のファンドで信託報酬コストの引き下げが行われていくでしょう。
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購入可能なおすすめ会社は、SBI証券、楽天証券、カブドットコム証券、松井証券、マネックス証券、岡三オンライン証券、GMOクリック証券となります。