eMAXIS Slim 先進国リートインデックスは、日本以外の先進国不動産全体に投資を行うインデックスファンドです。
2019年10月31日より設定・運用が予定されています。
eMAXIS Slim 先進国リートインデックスの詳細
ベンチマーク | S&P先進国REITインデックス (除く日本、配当込み) |
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購入手数料 | 無料 |
設定日 | 2019年10月31日 |
信託報酬 | 年0.2%(税別)以内 純資産が500億円以上の部分0.1995% 純資産が1000億円以上の部分0.199% |
純資産総額 | -億円 |
決算日 | 年1回(4/25) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
eMAXIS Slim 先進国リートインデックスの特徴
eMAXIS Slim 先進国リートインデックスは、先進国REITを投資対象とする最安のファンドであることが特徴です。
業界最低水準コストを目指しているeMAXISSlimインデックスシリーズの一つとして設定されます。
競合ファンドであるSmart-i 先進国リートインデックスと最安コストで並ぶことになります。
さらに本ファンドは純資産が増えるごとに信託報酬引き下げが行われるので、実質的な最安ファンドと言えるでしょう。
ベンチマークのS&P先進国REITインデックスは、日本を除いた先進国16か国300銘柄以上で構成されています。
グローバル不動産投資における代表的な指数となっており、多くの投資信託・ETFのベンチマークとして採用されています。
ちなみにETFでは、NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(2515)が経費率0.17%で最安となっています。
eMAXIS 先進国リートインデックスと運用方針が同じ
ファンド名 | 信託報酬 | 純資産 |
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eMAXIS 先進国リートインデックス | 年0.6% | 107.50億円 |
同じ三菱UFJ国際投信が提供している「eMAXIS 先進国リートインデックス」と、同じマザーファンド(MUAM G-REITマザーファンド)で運用されます。
信託報酬は本ファンドの方が安く、3分の1のコストで済みます。
両ファンドは全く同じ運用方針となりますので、割高コストであるeMAXIS 先進国リートインデックスで投資する意味が無くなることになります。
もし現在eMAXIS 先進国リートを保有している場合は、コスト削減のためにもeMAXIS Slim 先進国リートインデックスに乗り換えることをおすすめします。
組入上位国・地域
銘柄 | 比率 |
---|---|
米国 | 74.2% |
豪州 | 6.3% |
英国 | 4.7% |
シンガポール | 3.6% |
香港 | 2.1% |
経済大国のアメリカが7割を占めています。
組入上位銘柄
銘柄 | 国・地域 | 比率 |
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PROLOGIS INC | 米国 | 4.0% |
EQUINIX INC | 米国 | 3.6% |
SIMON PROPERTY GROUP INC | 米国 | 3.6% |
PUBLIC STORAGE | 米国 | 2.7% |
WELLTOWER INC | 米国 | 2.7% |
物流施設運営のプロロジス、データセンタービジネスのエクイニクス(法人税回避のためREIT扱い)が上位となっています。
現在は全308銘柄に投資を行っています。
利回り・運用成績は?
期間別騰落率
期間 | ファンド |
---|---|
1か月 | +3.94% |
3か月 | +5.56% |
6か月 | +2.44% |
1年 | +8.91% |
3年(年率) | +7.52% |
5年(年率) | +7.02% |
年度別騰落率
年度 | ファンド |
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2018年 | -8.95% |
2017年 | +6.25% |
2016年 | -0.95% |
2015年 | 0.47% |
同じマザーファンドの「eMAXIS 先進国リートインデックス」のパフォーマンスとなります。
本ファンドの成績が判明次第追記いたします。
実質コストは?
実質コストが判明次第追記します。
個人投資家の評判は?
✅eMAXIS Slim先進国リートインデックスが新たに設立
設定日2019/10/31
信託報酬 0.22%ライバルファンドのSmat-i 先進国リートインデックスと同水準の信託報酬です!
しかし先進国リートは実質コストが信託報酬の2倍以上になるから要らないかな😅— 投資家ぺけ (@peketoushika) 2019年10月20日
REITの資産クラスの海外ETFで、バンガードのもの(VNQ、VNQI)が日本で買えないので、投資信託(eMAXIS Slim 先進国リートインデックス)が海外ETFよりも信託報酬が低くなるという異例の事態に。
バンガードを除けば、日本の投資信託も結構いい線いってるようになったんじゃね?— ととま~る@生活改造中 (@totomaru95) 2019年10月16日
お小遣い&ポイント投資は、Slimにリートがなかったため、ニッセイのリート商品に投資していましたが、良いタイミングでeMAXIS Slimに先進国リートが設定されたので、仕切り直してeMAXIS Slim先進国リートで始めると思います。
— 針井真💹インデックス投資家 (@financial_harry) 2019年10月16日
投資信託で日本外して投資するのは簡単で、
株式:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
債券:eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
不動産:eMAXIS Slim 先進国リートインデックス
でほぼOKなんだけどなぁ。— ととま~る@生活改造中 (@totomaru95) 2019年10月18日
eMAXIS Slim 先進国リートインデックスの評価
eMAXIS Slim 先進国リートインデックスですが、国内で最も信託報酬が安い先進国リートインデックスファンドであることが評価できます。
かつての人気ファンドであるニッセイグローバルリートインデックスファンド(年0.27%)よりも、コストを抑えて運用できることが魅力です。
これでeMAXIS Slimシリーズに主要アセットクラス(株式、債券、REIT)が全て揃ったことになり、本シリーズ一つで自分好みの低コストポートフォリオを組めることになります。
現在グローバルREIT市場は好調に推移しており、株式を上回るパフォーマンスとなっています。
今後も同じような成績を残せるかはわかりませんが、先進国の不動産に幅広く投資したい場合は最有力のファンドとなるでしょう。
eMAXIS Slim 先進国リートインデックスを購入できる会社はこちら
現在のところ販売会社はSBI証券(投信マイレージ0.05%)と直販(mattoco)のみですが、他のeMAXIS Slimシリーズ同様、多くの会社で取り扱いがあると思われます。