EXE-i グローバル中小型株式ファンドは、世界の中小企業を投資対象としているインデックスファンドになります。
SBIアセットマネジメントから、2013年5月13日より運用されています。
EXE-i グローバル中小型株式ファンドの詳細
参考指標 | FTSEグローバル スモール・キャップ インデックス(円換算ベース) |
---|---|
つみたてNISA | 〇:対象 |
最低積立金額 | 100円~ |
購入手数料 | 無料 |
設定日 | 2013年5月13日 |
信託報酬 | 年0.302%(税別) |
純資産総額 | 63.06億円 |
決算日 | 年1回(5/12) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファンド・ オブ・ ファンズ方式 |
資産構成 | 投資信託証券…99.6% 現金等…0.4% |
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
EXE-i グローバル中小型株式ファンドの特徴
EXE-i グローバル中小型株式ファンドは、FTSEグローバル スモール・キャップ インデックス(円換算)を投資対象としている唯一のインデックスファンドあることが特徴です。
あくまで参考指数となっていますが、日本を含む世界の中小型株式市場に連動する指数となっています。
先進国と新興国をあわせて計47か国に投資しており、約4,600銘柄で構成されています。
世界の中小型株に投資できるファンドは他にはないので魅力と言えます。
本ファンドはつみたてNISAで買い付けることができます。
またSBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)対象ファンドでもあります。
2つETFで運用している
本ファンドは2つのバンガードETFを通じて運用されています。
アメリカの中小型株式部分は「バンガード・スモールキャップETF(VB)」、アメリカを除く世界中小型株式指数は「バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF(VSS)」で構成されています。
2019年2月より、「シュワブ U.S.スモールキャップETF」から「バンガード・スモールキャップETF」へ投資対象の変更を行っています。
より低コストのETFに変わったことにより、実質的な保有コストも低減されています。
2つのファンドの経費率を合わせても0.17%と、低い信託報酬となっています。
ただ本ファンド自体の信託報酬が0.23%なので、合計すると少し高くつくことが残念ですね。
組入銘柄
銘柄 | 経費率 | 比率 |
---|---|---|
バンガード・スモールキャップETF(VB) | 0.05% | 59.44% |
バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF(VSS) | 0.12% | 40.56% |
投資対象としているETFの信託報酬は2つあわせて年0.078%となっており、かなり低く抑えられています。
米国中小型株に約60%、米国以外の世界中小型株に約40%投資します。
国別構成比率
国名 | 比率 |
---|---|
米国 | 56.72% |
日本 | 5.65% |
カナダ | 5.07% |
英国 | 3.70% |
台湾 | 2.59% |
世界と言っても経済大国アメリカ企業が半分以上を占め、次いで日本、カナダ等の先進国が続きます。
ETFの組入上位銘柄は?
銘柄 | 国・地域 | 比率 |
---|---|---|
WPキャリー | アメリカ | 0.21% |
リライアント・エナジー | アメリカ | 0.20% |
アイデックス | アメリカ | 0.20% |
アトモス・エナジー | アメリカ | 0.20% |
ゼブラ・テクノロジーズ | アメリカ | 0.19% |
中小型株だけあってあまり馴染みのない企業が並んでいます。
不動産投資信託の「WPキャリー」、米国の電力・エネルギー会社「リライアント・エナジー」が上位となっています。
また上位銘柄の比率が高くなっていませんので、多くの銘柄に分散して投資されていることがわかります。
利回り・運用成績は?
期間別騰落率
期間 | ファンド | 参考指数 |
---|---|---|
1ヵ月 | -1.25% | -1.34% |
3ヵ月 | 14.33% | 15.19% |
6ヵ月 | -8.96% | -7.70% |
1年 | 1.13% | 2.93% |
3年 | 28.51% | 31.38% |
5年 | 37.49% | 42.38% |
設定来 | 58.17% | 67.54% |
年度別騰落率
期間 | ベンチマーク |
---|---|
2018年 | -17.4% |
2017年 | +16.9% |
2016年 | +7.7% |
2015年 | -1.2% |
2014年 | +16.8% |
※2019年3月29日基準
大型株が含まれておりませんので、下落相場では大きく下落する可能性が高いです。
2018年はMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスをベンチマークとするeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)よりも、パフォーマンスが劣っています。
分配金は?
分配は運用開始から一度も行われておりません。
実質コストは?
決算日 | 実質コスト |
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2018年5月 (2017年5月13日~2018年5月14日) |
年0.355% |
2017年5月 (2016年5月13日~2017年5月12日) |
年0.363% |
2018年5月決算にて判明した実質コストは、年0.355%となっています。
前年よりもコスト減となっており、評価できるでしょう。
個人投資家の評判は?
EXE-i グローバル中小型株式ファンドは、私もイデコの一部で積立中です
EXE-iは迷走してる感ありますが、このファンドは、ずっと同じ名前で君臨しているので、需要が高いのだと思います。
信託報酬はちょっと高いけど、ポートフォリオの味付けとして、世界の中小型に投資したい方には良いかもです。 https://t.co/qd5FsCsY9g
— 橘龍馬 (@t_ryoma1985) 2019年4月10日
ちなみに今日までのイデコの損益が
EXE-i 新興国株式ファンド +2.0%
DCニッセイ外国株式インデックス +9.3%
EXE-i グローバル中小型株式ファンド +5.1%
新興国が1人負けしてるので、こちらに集中する。ひふみがアメ株買うとかバフェットがアップル買うとかアメ株は流石に高いかなと。— らう (@rau2rau2) 2019年3月2日
EXE-i グローバル中小型株式ファンドの評価
EXE-i グローバル中小型株式ファンドですが、世界の中小型株式全体に投資できる唯一のインデックスファンドであることが評価できます。
成長見込みのある中小型株に絞って高いリターンを狙いたい方には、魅力ある投信となります。
世界株式に投資できる他のファンドは、楽天・全世界株式インデックス・ファンドやeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などがあり、いずれも大型株を含んております。
安定性を求めるなら、前述した大型株を含んでいるファンドを選ぶようにしましょう。
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下記のネット証券などで取り扱っています。
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