楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(愛称:USA360)は、米国市場に特化したレバレッジ型バランスファンドになります。
2019年11月5日より楽天投信投資顧問から設定されました。
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)の詳細
投資対象 | 資産複合(株式、債券) |
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ベンチマーク | なし |
購入手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円~(楽天証券、SBI証券) |
つみたてNISA | ×:対象外 |
設定日 | 2019年11月5日 |
信託報酬 | 年0.450%程度(税別) |
純資産総額 | 91億円 |
決算日 | 年1回(8/25) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)の特徴
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)は、米国の株式と債券(債券3:株式1の比率)を投資対象としているバランス型ファンドになります。
話題のレバレッジ型バランスファンドであり、先物に投資を行って純資産総額約3.6倍の資産で運用しています。
これを本ファンドでは「スリーシックスティ(360)運用」と名付けています。
基本配分における3.6倍相当額の資産で運用することで、収益性を高めた効率の良い投資が行えるようになります。
好成績で人気のグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)、ヤフーのウルトラバランス世界株式が同様にレバレッジ運用を行っています。
本ファンドと一番異なる点は米国以外にも投資していることになります。
ですので米国一極集中を避けたい場合は、前述した他のレバレッジ型バランスファンドを選択する必要があります。
逆に米国をメインとして投資したい場合は、楽天米国レバレッジバランスファンドが検討価値のあるファンドになるでしょう。
資産構成
資産 | 比率 |
---|---|
米国株式 (バンガード・トータル・ストック・マーケットETF) |
90% |
米国債券 | 270% |
株式は90%、債券は270%と純資産3.6倍相当額の資金で構成されています。
各資産の合計は360%となり、約3.6倍の資産で運用していることと同じになります。
アメリカ株式部分は楽天・全米株式インデックス・ファンドと同様、バンガードのVTIを通じて運用されています。
債券部分は米国国債を取引対象としています。
USA360がとても気になる。
レバレッジには今まであまり興味なかったけど、VTI90%米国債券270%ならレバレッジもありなんじゃないかって。。。— まのいち_AssetSun (@mano_AssetSun) 2019年11月17日
株式の組入銘柄は?
銘柄 | 比率 |
---|---|
アップル | 5.2% |
マイクロソフト | 4,6% |
アマゾン | 3.5% |
フェイスブック | 1.6% |
テスラ | 1.6% |
S&P500に新たに採用されたテスラにも多く投資しています。
債券の組入銘柄は?
銘柄 | 比率 |
---|---|
米国5年国債先物 | 134.4% |
米国10年国債先物 | 135.1% |
利回り・運用成績は?
期間 | USA360 | グローバル3倍3分法 |
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3ヵ月 | +1.6% | +3.78% |
6か月 | +4.6% | +10.01% |
1年 | +29.8% | +9.25% |
設定来 | +36.9% |
※2021年2月末時点
同じレバレッジファンドのグローバル3倍3分法ファンドと比較すると、直近は負けていますが1年ベースだと大きく上回っています。
他のレバレッジ型バランスファンドとの違いは?
資産 | 信託報酬 | 資産構成 |
---|---|---|
グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) | 年0.44% | 世界株式:60% 先進国REIT:40% 先進国債券:200% |
ウルトラバランス世界株式 | 年0.678% | 世界株式:90% 日本国債:35% 米国国債:70% フランス国債:70% 金:35% |
競合レバレッジ型ファンドとの違いですが、REITが含まれていない点や金に投資していないことになります。
本ファンドは株式と債券のみの構成となっているので、シンブルでわかりやすいことが特徴です。
またレバレッジ倍率が競合ファンドよりも高くなっているため、その分価格変動が大きくなるかと思われます。
米国のみを投資対象としているので、海外ETFのDirexion デイリーS&P500ブル3倍 ETF(S&P500の3倍レバレッジ)もライバルファンドとなるでしょう。
投資信託 ETFの内訳です。
グローバル3倍3分法はリートが含まれており、今回のコロナショックからの回復が軟調です。VTに振り替えるタイミングを見計らっています。
USA360は、コロナショックに対して優秀でした。しかし、米国債の利回りが下がっているので、ここから伸びるか微妙だと踏んでいます pic.twitter.com/SKANMtu1dj— しゃちほこ 旧めでおか@目標 資産+1000万円/年 (@FIREsalaryman) August 23, 2020
個人投資家の評判は?
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(愛称:USA360)て、また尖ったのが出て来たな…
ここまで来たらもう次はVTI部分をSPXLにして270:270で540!スノボの技みたいにしちゃえばええんや。— moto (@170cm79kg) 2019年10月21日
仕事暇だったからもうすぐでる楽天レバレッジバランス(USA360)のシミュレーションしてみたんやけど、凄すぎない?グロ3 超えちゃうよ⁉️
ただ、債券のリターンほんまこれでええのかは不安。(myindex参照) pic.twitter.com/bKQexIud4v— shunpon (@shunpon_ff14) 2019年10月18日
新設の「楽天・米国レバレッジバランス・ファンド」
株式1:債券3っていうのがオールウェザーっぽくていいな。信託報酬0.5%近いけど。それにしてもレバレッジファンドが増えてきたね。これは…— Key(ケイ)@トライさん (@kakeyforward) 2019年10月7日
楽天・米国レバレッジバランスファンド(通称:USA360)
が2019/11/5に設定されます。信託報酬0.4945%
米国株式25%、米国債券75%
レバレッジ比率:3.6倍まぁレバレッジファンドを考えると信託報酬が高いところも納得できるかな
— 投資家ぺけ (@peketoushika) 2019年10月8日
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)の評価
楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)ですが、約3.6倍レバレッジで米国市場に投資できることが評価されています。
他のレバレッジ型バランス投信よりも、高いレバレッジで運用できることが魅力です。
債権比率が高いと言っても高レバレッジのため、株式暴落の際には連れて大きく下落する可能性があります。
金利コストにも注意する必要があり、証拠金取引コストが増加するとリターンが削られてしまうでしょう。
米国一極集中をしたくないという方は、他のレバレッジファンドと組み合わせて運用することを検討してみても良いかもしれません。
市場動向によっては好リターンが狙えるファンドですので、レバレッジリスクを許容できるのであれば活用してみましょう。
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販売会社 |
楽天証券 SBI証券 マネックス証券 LINE証券 |
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