ヤフーのビッグデータ×AIファンド!Yjamプラス!の評価と解説

Yjamプラスは、Yahoo!が提供しているアクティブファンドになります。
話題のビッグデータ×AIを活用した投資信託で注目を集めています。

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Yjamプラスの詳細

投資対象 国内株式、外国株式
ベンチマーク なし
購入手数料 無料(ネット販売)
最低積立金額 100円~(SBI証券
つみたてNISA ×:対象外
設定日 2016年12月20日
信託報酬 年0.92%(税別)
純資産総額 278億円
決算日 年2回(5/10、11/10)
信託財産留保額 なし
償還日 無期限
為替ヘッジ あり
投資形態 ファミリーファンド方式
運用会社 アストマックス投信投資顧問株式会社

Yjamプラスの特徴

Yjamプラスはヤフーが持っているビッグデータを活かして運用されている、国内外の株式型アクティブファンドになります。
運用コストは年0.92%と安くないですが、他のAIアクティブファンドと比較して低い水準で投資できることが魅力です。

外国株式も投資対象としているものの、現在のところ国内株式のみの構成となっています。
今後国外の株式に投資する場合は、為替ヘッジをフルヘッジで行います。

強みである膨大なビッグデータを基に適性株価より割安な銘柄を購入し、適正株価より割高な銘柄は空売りを行います。
毎日1憶ユーザー分のデータが蓄積されていますので、情報量に関してはトップレベルを誇ります。

またAI(人工知能)を組み合わせており、感情に惑わされずに分析を行っています。
現在同様のAI投信が増えており、各社好パフォーマンスを目指して競争が激しくなっています。

純資産は2017年末に急激に増加し、現在は250億円以上と問題ない水準を維持しております。

資産構成

資産 比率
現物株式 91.4%
現金・その他 8.6%

資産すべてを株式で運用しておらず、現金も一定の割合で保有しています。
またわずかですがTOPIX先物にも投資しており、リスクの分散を図っております。

業種別構成比率

銘柄 比率
電気機器 14.9%
情報・通信 9.3%
化学 9.0%
輸送用機器 7.8%
医薬品 7.6%
機械 5.8%
小売業 5.4%
卸売業 4.2%
銀行業 3.6%
サービス業 3.2%
その他 29.1%

組入銘柄

銘柄 比率
トヨタ自動車 2.9%
ソフトバンクグループ 2.3%
武田薬品工業 1.6%
ファーストリテイリング 1.4%
ソニー 1.4%
KDDI 1.3%
本田技研工業 1.3%
日本電信電話 1.3%
ファナック 1.2%
三菱UFJフィナンシャル・グループ 1.2%

上位銘柄を見ると東証一部の大型株が目立ちますね。
人気のひふみ投信は中小企業を中心に投資していることから、本ファンドと運用スタイルが異なることがわかります。

Yjamプラスは大型株を中心に構成していることから、大きなリターンというよりは持続的かつ安定的なパフォーマンスを目指しているのでしょう。
市場平均を上回る成績を長期的に維持して、リターンを積み重ねていく運用スタイルとなっています。

利回り・運用成績は?

期間別騰落率

期間 Yjamプラス TOPIX
1ヵ月 +3.1% +2.8%
3ヵ月 -2.2% -2.4%
6ヵ月 +3.1% +5.2%
1年 -14.0% -8.2%
設定来 +4.1% +5.8%

※2019年6月28日時点

市場平均とされるTOPIXとの比較では、1年ベースのパフォーマンスで負けています。

設定来でもTOPIXを下回っており、これではインデックスファンドに投資した方がマシな状況になっています。
現状は厳しいですが、今後AIが学習して成熟となれば、TOPIXを常時上回るパフォーマンスも期待できるかもしれませんね。

実質コストは?

決算年度
(対象期間)
実質コスト
2018年
(2018/5/11~2019/5/10)
1.427%

運用報告書で判明した実質コストは、年1.427%になっております。
低コストと謳っているわりには、コストが高くついてるのが残念ですね。

分配金は?

決算月 分配金実績
2019/5 0円
2018/11 0円
2018/5 0円
2017/11 0円
2018/5 0円

今まで分配金を出していないのは評価できます。

個人投資家の評判は?

Yjamプラスの評価

Yjamプラスですが、今後飛躍が期待されるビッグデータ×AIを活用したファンドであることが評価されています。
不調なパフォーマンスの割には純資産が減っておらず、長期的な目線でファンドの成績に期待している人が多いことがわかります。

今後人工知能(AI)が進化して個人を上回る手腕を見せ続ければ、安定したリターンを見込めるファンドになる可能性があるでしょう。
ただ実質コストとファンドの成績を考えると、現時点でおすすめできるアクティブファンドとは言えません。

これから本ファンドでの運用を考えている方は、もう少しパフォーマンスが安定してからでも遅くはないでしょう。

Yjamプラスを購入できる会社はこちら

2019年7月末に、主要ネット証券で初となるSBI証券での取り扱いが開始されています。
今後販路拡大となるか注目です。

販売会社 SBI証券
イオン銀行
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アクティブファンド投資信託
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