SBI・新興国株式インデックス・ファンド(旧:EXE-iつみたて新興国株式ファンド)は、FTSE エマージング・インデックス(円換算)と連動した動きを目指す、新興国株式インデックスファンドになります。
SBIアセットマネジメントから、2017年12月6日に新規設定されました。
SBI・新興国株式インデックス・ファンドの詳細
ベンチマーク | FTSE エマージング・インデックス(円換算) |
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購入手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円から |
設定日 | 2017年12月6日 |
信託報酬 | 年0.170%(税別) |
純資産総額 | 49億円 |
決算日 | 年1回(11/12) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
資産構成 | 新興国株式 インデックス マザー ファンド …100.7% 現金など…-0.7% |
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
SBI・新興国株式インデックス・ファンドの特徴
SBI・新興国株式インデックス・ファンドは、新興国株式を投資対象としているインデックスファンドの中で、最安の信託報酬であることが特徴になります。
それまで最安の新興国株式ファンドだった楽天・新興国株式インデックス・ファンド(年0.25%)を、大きく下回る保有コストになっています。
インデックス(指数)であるFTSE エマージング・インデックス(円換算)は、世界の新興国株式市場の中型株から大型株までカバーしています。(20ヵ国以上・約1,000銘柄、時価総額加重平均型)
1つのETFのみで運用
本ファンドは1つのETFのみで運用されています。
チャールズ・シュワブ証券が運用している、新興勢力のシュワブETF「シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF」のみです。
さらに本ETFの経費率は0.11%と超低コストです。
本ファンド自体の信託報酬も0.06%と、楽天・新興国株式インデックス・ファンドと比べて半分に抑えられています。
国別構成比率
国名 | 銘柄数 | 比率 |
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中国 | 258 | 29.26% |
台湾 | 91 | 14.16% |
インド | 137 | 12.26% |
ブラジル | 73 | 8.89% |
南アフリカ | 80 | 8.06% |
上記はベンチマークである「FTSE エマージング・インデックス」の構成比率を記載しております。
インドや台湾・中国といった、成長著しい新興国が投資対象になっています。
組入銘柄
銘柄 | 経費率 | 比率 |
---|---|---|
シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティ ETF | 0.11% | 100% |
超低コストで注目されてきているシュワブETFで構成されています。
経費率は0.11%と楽天・新興国株式インデックス・ファンドの構成銘柄である「バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF」(経費率:0.14%)よりも下回っています。
ETFの構成銘柄は?
銘柄 | 経費率 | 比率 |
---|---|---|
テンセント・ホールディングス | 中国 | 5.41% |
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー | 台湾 | 4.37% |
アリババ・グループ・ホールディング | 中国 | 4.13% |
ナスパーズ | 南アフリカ | 2.08% |
チャイナ・コンストラクション・バンク | 中国 | 1.73% |
利回り・運用成績は?
期間別騰落率
期間 | ファンド | eMAXIS Slim 新興国株式 |
---|---|---|
1ヵ月 | +5.31% | +6.25% |
3ヵ月 | +15.30% | +16.17% |
6ヵ月 | -2.85% | -1.96% |
1年 | +1.07% | +1.84% |
設定来 | -1.63% | – |
年度別騰落率
期間 | ファンド | eMAXIS Slim 新興国株式 |
---|---|---|
2019年 | +19.11% | +18.35% |
2018年 | -15.42% | -17.24% |
競合ファンドのeMAXIS Slim 新興国株式インデックスと比較したところ、2019年までは本ファンドの方が好成績でしたが、ここ1年はパフォーマンスが劣っています。
新興国株式市場はコロナの影響で暴落しましたが、その後回復の兆しをみせています。
分配金は?
まだ決算を迎えておりませんので、後日追記します。
個人投資家の評判は?
今年の新興国株式
・SBI・新興国株式インデックス・ファンド
実質コストが一番安く成績も好調(継続積立)・iFree 新興国株式インデックス
実質コストはやや高いが最も成績が好調(新規積立)以上の2つの積立をがんばろう!
— tomo (@RStomo1) 2019年2月14日
いや、焦った!
EXE-i つみたてグローバルとEXE-i つみたて新興国のファンド名変わって(笑)— かいおう (@toushitubuyaki) 2018年9月5日
ひふみプラスを辞めて来月からはEXE- iつみたて新興国株式ファンドを積立てで買い付ける事にしました。理由は2つでポートフォリオがほぼ新興国株式がなくて世界市場時価総額の割合にする事とひふみの純資産が増えてる事です。ひふみプラスはつみたてNISAと現行NISAで購入した分はそのままにします
— つみたて人G(長期投資中)@甘味投資家 (@UDmetAiWIVms8xF) 2018年2月17日
遅ればせながら積み立てNISAの設定を完了。
50%: 楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド
50%: SBI-EXE-i つみたて新興国株式ファンド
長期で見た場合には、経済はアメリカ中心は変わらずも、中国がリードしてアジア諸国が今より強くなってくるという仮説に基づく。 pic.twitter.com/vWbSbQK43a— てでぃ (@Tdy_beer) 2018年2月8日
SBI・新興国株式インデックス・ファンドの評価
SBI・新興国株式インデックス・ファンドですが、今後も成長が期待される新興国株式市場に、最も低いコストで投資できるインデックスファンドであることが評価できます。
同じベンチマークである楽天・新興国株式インデックス・ファンドよりも、コストがかなり抑えられていることが特徴です。
運用しているETFも1種類と、安定した運用が期待できます。
本ファンドにおける運用会社の取り分もかなり抑えられており、対抗馬としての本気度が伺えますね。
分散性としては,小型株も含んでいる楽天・新興国株式インデックス・ファンドに軍配が上がります。
ただ信託報酬コストだけで言えば大きく引き離しておりますので、できるだけコストを抑えて投資したい方にはおすすめと言えるでしょう。
SBI・新興国株式インデックス・ファンドを購入できる会社はこちら
現在のところ下記の会社のみで取り扱いが決定しています。
各ネット証券での取り扱いは未定ですが、他のEXE-iシリーズファンドのように販売会社が拡大されれば、人気となること間違いないでしょう。
販売会社 |
SBI証券 楽天証券 松井証券 カブドットコム証券 |
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