iFree 日本債券インデックスは、国内の債券市場を投資対象とするインデックスファンドのことです。
低コストで人気のiFreeシリーズから2016年9月より運用されています。
2019年8月24日より再度のコスト引き下げが予定されていて、年0.120%の信託報酬となります。
iFree 日本債券インデックスの詳細
投資対象 | 国内債券 |
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ファンド種別 | インデックス型 |
参考指数 | NOMURA-BPI総合 |
最低積立額 | 100円から |
つみたてNISA | ×:対象外 |
購入手数料 | 無料 |
信託報酬 | 年0.140%(税別)(新発10年国債利回りが1%未満時) ※2019年8月24日から0.12% 年0.220%(税別)(新発10年国債利回りが1%以上時) |
設定日 | 2016年9月8日 |
決算日 | 年1回(11/30) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファミリーファンド形式 |
純資産総額 | 1.70億円 |
運用会社 | 大和投資信託 |
iFree 日本債券インデックスの特徴
iFree 日本債券インデックスは、日本債券インデックスファンドの中でも低コストで運用できることが特徴です。
2019年8月に信託報酬改定が実施されることが発表されており、eMAXIS Slim 国内債券インデックスと並んで最安ファンドになる予定です。
eMAXIS Slim 国内債券インデックスが追随して引き下げを行うかもしれませんが、現時点でニッセイ国内債券インデックスファンド(年0.139%)を下回ることは間違いなく、最安水準のコストで投資できることが魅力となります。
本ファンドの注意点として、信託報酬が2段階方式になっていることです。
10年国債利回りが1%未満であれば0.12%、1%以上であれば0.220%と高くなります。
日本の国債は期待できる利回りが低い為、ファンドで掛かる信託報酬コストは重要な要素となってきます。
年0.01%でも安いファンドで運用できれば、将来的に得られるリターンも高くなります。
ただいくらリスクの低い国内債券市場であっても、長期的に見れば元本割れする可能性は十分あります。
どうしても元本割れを防ぎたい場合は、事実上元本保証である個人向け国債に投資する方が良いでしょう。
種類別組入比率
種類 | 比率 |
---|---|
国債 | 83.8% |
地方債 | 6.2% |
事業債 | 5.7% |
政府保証債 | 2.8% |
金融債 | 0.5% |
ポートフォリオ特性値
直接利回り | 0.9% |
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最終利回り | 0.0% |
修正デュレーション | 9.3 |
残存年数 | 10.2年 |
格付別構成
種類 | 比率 |
---|---|
AAA | 89.1% |
AA | 6.3% |
A | 1.7% |
BBB | – |
BB以下・無格付 | 2.9% |
利回り・運用パフォーマンスは?
期間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1カ月 | -0.3% | -0.3% |
3カ月 | +0.6% | +0.6% |
6カ月 | +2.1% | +2.2% |
1年 | +1.5% | +1.7% |
設定来 | +0.2% | +0.8% |
※2019年4月26日時点
純資産の伸びは悪く、eMAXIS Slim 国内債券インデックスなどの競合ファンドと差を付けられています。
個人投資家の評判は?
日本債券クラスの主要なインデックスファンドについて、2018年9月末で比較した結果、「iFree 日本債券インデックス」が相対的に高評価でした。
超低金利の今、将来の金利上昇を見込む場合は「個人向け国債 変動10年」がベターかも。当たり前ですが、運用コストは年率 0%です。
— 水瀬ケンイチ (@minasek) 2018年10月12日
周りがビットコイン買う中でifree日本債券インデックス119万買った僕はインデックス投資家ですね。 pic.twitter.com/ZZawKKByaX
— shunpon (@shunpon_ff14) 2017年12月12日
大和投信のiFree、日本債券インデックスと外国株式インデックスを買うことにした。比率は1:2で。こいつらはきっと良い成績を出してくれる気がする。
— Shun Takagiwa (@shun_tak) 2016年9月8日
iFree 日本債券インデックスの評価
iFree 日本債券インデックスの最大の特徴は、国内債券インデックスファンドの中で最安水準のコストで運用が行えることになります。
2019年8月に信託報酬引き下げが予定されており、さらに低いコストで投資が行えるようになります。
国内債券ファンドの活用法としては、株式中心のポートフォリオの一部に組み込んで、リスク分散を行うことが良いでしょう。
もし本ファンド単独で長期的な投資を考えているなら、元本保証の個人向け国債で運用するべきです。
国内債券ファンドはリスクのわりにリターンが期待できませんので、あくまでローリスク資産の一部として保有することをおすすめします。
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