三井住友・配当フォーカスオープンはTOPIXを参考指数としている国内株式アクティブファンドとなります。
2004年4月設定と長らく運用されていて、多くの賞も受賞している実績あるアクティブファンドと言えます。
モーニングスターが主催している「ファンド オブ ザ イヤー 2017」にて、国内株式中小型部門の最優秀ファンド賞に輝いています。
三井住友・配当フォーカスオープンの詳細
参考指数 | TOPIX |
---|---|
購入手数料 | 無料 |
最低積立額 | 100円~ |
信託報酬 | 年0.84%(税別) |
純資産総額 | 53.21億円 |
設定日 | 2004年06⽉22⽇ |
決算日 | 年1回(1/25) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
資産構成 | 株式… 97.1% 現金など…2.9% 先物など…0% |
運用会社 | 三井住友アセットマネジメント株式会社 |
三井住友・配当フォーカスオープンの特徴
三井住友・配当フォーカスオープンですが、東証1部・2部に上場している企業の中から、配当に焦点を当てて銘柄を選別していることが特徴になります。
ただ運用するすべての銘柄ではなく、残りの3割は配当に関係なく投資魅力度の高い銘柄を選択しています。
経験豊富なアナリストによって、大型株だけでなく中小型株を含めて幅広くリサーチされた銘柄に投資しています。
アクティブファンドはいかに好成績を残すかで存在価値が掛かっています。
その点においては本ファンドは、過去10年さかのぼっても参考指数であるTOPIXを大幅に上回っています。
これだけの好成績を長らく残しておきながら、現在も人気があまりないことに驚きですね。
あとTOPIXの全銘柄の利回りが1.9%なのに対して、本ファンド組み入れ銘柄の利回りは3.0%を誇ります。
さらに配当収入をそのまま分配金として出しているので、基準価額を下げるような分配方針でないことも評価できますね。
組入上位業種
銘柄名 | 比率 |
---|---|
サービス業 | 15.1% |
情報・通信業 | 13.9% |
卸売業 | 10.9% |
建設業 | 10.6% |
小売業 | 6.5% |
その他製品 | 6.0% |
化学 | 5.4% |
銀行業 | 5.0% |
機械 | 5.0% |
輸送用機器 | 3.1% |
組入上位銘柄
銘柄名 | 配当利回り | 比率 |
---|---|---|
NTTドコモ | 年4.2% | 1.9% |
KDDI | 年3.7% | 1.9% |
ジェイエイシーリクルートメント | 年3.2% | 1.9% |
日鉄住金物産 | 年4.6% | 1.7% |
サンフロンティア不動産 | 年3.0% | 1.7% |
NECネッツエスアイ | 年2.9% | 1.7% |
因幡電機産業 | 年3.1% | 1.7% |
ツバキ・ナカシマ | 年4.0% | 1.7% |
伊藤忠商事 | 年4.3% | 1.7% |
メイテック | 年3.5% | 1.7% |
全組入銘柄数 | 78銘柄 |
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予想配当利回り | 3.8% (参考指数は2.4%) |
TOPIXをベンチマークとしている他のインデックスファンドとは、組入銘柄がかなり異なっていることがわかります。
上位の銘柄を見てもどれも配当利回りが高く、運用方針にきちんと沿った投資が行われております。
運用成績・利回りは?
期間 | ファンド | 参考指数 |
---|---|---|
1カ月 | +3.9% | +2.6% |
3か月 | -3.8% | -3.6% |
6か月 | -7.1% | -7.4% |
1年 | -8.9% | -9.1% |
3年 | +42.6% | +23.9% |
設定来 | +141.7% | +38.0% |
※2019年2月28日時点
年間 | ファンド | 参考指数 |
---|---|---|
2018年 | -15.31% | -17.8% |
2017年 | +32.42% | +19.7% |
2016年 | +5.4% | -1.9% |
2015年 | +28.4% | +9.9% |
2014年 | +8.9% | +8.1% |
2013年 | +54.8% | +51.5% |
2012年 | +19.0% | +18.0% |
2011年 | -14.7% | -18.9% |
2010年 | +2.3% | -1.0% |
2009年 | +5.7% | +5.6% |
2008年 | -36.7% | -41.8% |
前述したとおり好パフォーマンスを出していて、特にここ数年間の成績は素晴らしいです。
ここ5年のパフォーマンスになりますが、国内の類似ファンドの中では最も良い成績を残しております。
ただ直近リターンに関しては、やや物足りない成績となっています。
純資産総額もピーク時に比べると伸びが悪くなっています。
成績が安定すれば資産は流入してくるので今後のパフォーマンスに期待しましょう。
分配金は?
決算日 | 分配金 | 利回り |
---|---|---|
2019年1月25日 | 430円 | 2.46% |
2018年1月25日 | 410円 | 1.92% |
2017年1月25日 | 430円 | 2.68% |
2016年1月25日 | 380円 | 2.66% |
2015年1月26日 | 290円 | 2.33% |
高配当を売りにしているだけあって、分配金もそれなりに出しております。
分配を受け取りながら価格上昇も狙いたい方には最適なファンドと言えるでしょう。
実質コストはどれくらい?
決算年度 (対象期間) |
実質コスト |
---|---|
2018年 (2018/1/26~2019/1/25) |
0.989% |
2018年 (2017/1/26~2018/1/25) |
1.046% |
2017年 (2016/1/26~2017/1/25) |
0.970% |
2019年1月に提出された運用報告書から判明した実質コストは、年0.989%となっています。
アクティブ運用型のファンドは取引の多さから実質コストが高くなりがちですが、本ファンドはそこまで信託報酬と差が大きくないことが評価できます。
三井住友・配当フォーカスオープンの評価
本ファンドは成績が不安定になりがちなアクティブファンドでありながら、長年にわたって安定して好成績を残している優良ファンドと認定できます。
実際に「モーニングスターアワード・ファンド オブ ザ イヤー」や「トムソン・ロイター リッパー・ファンド・アワード・ジャパン 2017」などでも賞を受賞しており、各方面からも高い評価を得ています。
今後も同じようなパフォーマンスを必ず残せるという保証はありませんが、現在までの実績を見ると今後も期待せずにはいられないアクティブファンドと言えるでしょう。
インデックス投資が退屈だと感じた方には、ポートフォリオの一部に組み込む形で運用していくことをおすすめします。
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