楽天資産形成ファンド(愛称:楽天525)は、世界の株式と債券に分散投資が行えるバランス型アクティブファンドになります。
「R&Iファンド大賞 2018」において優秀ファンド賞を受賞しています。
楽天資産形成ファンドの詳細
投資対象 | 資産複合 |
---|---|
ベンチマーク | 日本株式…東証株価指数(TOPIX) 米国株式…S&P500種株価指数 欧州株式…MSCIヨーロッパ指数 アジア株式…MSCIオール・カントリー・ファー・イースト・フリー(除く日本) 日本債券…FTSE日本国債インデックス 外国債券…FTSE世界国債インデックス(除く日本、国内投信用、ヘッジなし) |
購入手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円~(楽天証券) |
つみたてNISA | ×:対象外 |
設定日 | 2008年12月01日 |
信託報酬 | 年0.50%(税別) |
純資産総額 | 48.19億円 |
決算日 | 年1回(11/30) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | なし |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
運用会社 | 明治安田アセットマネジメント |
楽天資産形成ファンドの特徴
楽天資産形成ファンドは、世界の株式と債券に半々ずつ投資を行っているアクティブファンドになります。
アクティブ型投信になりますが、年0.50%とそれほど高くない信託報酬で運用できることが特徴です。
バランス型アクティブファンドとしては安定した成績を残していて、過去に様々な賞を受賞しています。
純資産は伸び悩んでいるものの、節目の30億円を超えています。
世界の株式・債券で構成されていますが国内比率が50%を超えており、分散性という意味では劣ります。
またアジア株式にはわずか1%しか投資しておらず、新興国までカバーしきれておりません。
外国債券指数の「FTSE世界国債インデックス」も先進国を対象としたインデックスなので、本ファンドは世界というよりも日本を含む先進国を投資対象とするファンドと言えるでしょう。
リバランス(資産配分の調整)は毎年1回行われており、これまで債券クラスの比率が変更されています。
ちなみに基準を満たしていないことからつみたてNISAには採用されておりません。
資産構成
資産 | 比率 |
---|---|
日本株式 | 25.6% |
アメリカ株式 | 17.0% |
欧州株式 | 6.0% |
アジア株式 | 1.0% |
日本債券 | 34.3% |
外国債券 | 13.1% |
金銭信託等その他 | 3.0% |
組入銘柄
日本株式
銘柄 | 比率 |
---|---|
トヨタ自動車 | 4.7% |
日本電信電話 | 2.8% |
三井住友フィナンシャルグループ | 2.5% |
村田製作所 | 2.3% |
三菱商事 | 2.3% |
アメリカ株式
銘柄 | 比率 |
---|---|
マイクロソフト | 4.3% |
SPDR S&P 500 ETF | 3.7% |
アップル | 3.5% |
アマゾン | 3.0% |
フェイスブック | 1.6% |
欧州株式
銘柄 | 比率 |
---|---|
ネスレ | 4.2% |
ユニリーバ | 4.0% |
タレス・グループ | 3.7% |
ノバルティス | 3.5% |
ロイヤル・ダッチ・シェル | 3.5% |
アジア株式
銘柄 | 比率 |
---|---|
テンセント | 7.8% |
TSMC | 6.5% |
サムスン電子 | 6.3% |
AIAグループ | 5.5% |
中国平安保険 | 4.0% |
利回り・運用成績は?
期間別騰落率
期間 | 楽天資産形成 | セゾン・バンガード・ グローバルバランス |
世界経済インデックス |
---|---|---|---|
1ヵ月 | +1.59% | +2.21% | +3.01% |
3ヵ月 | -0.57% | +0.40% | +0.46% |
6ヵ月 | +4.70% | +7.61% | +7.41% |
1年 | -2.31% | +2.89% | +2.72% |
3年 | +15.32% | +25.81% | +26.35% |
5年 | +24.20% | +24.47% | +19.60% |
10年 | +82.28% | +95.36% | +86.25% |
設定来 | +93.54% | – | – |
※2019年6月28日時点
株式と債券に分散投資しているセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、世界経済インデックスファンドの両社と成績を比較してみました。
ここ10年ではほぼすべての期間において、両ファンドに負けております。
ただシャープレシオは本ファンドが上回っており、リスクの割に効率の良い運用が行われていることがわかります。
実質コストは?
決算年度 (対象期間) |
実質コスト |
---|---|
2018年 (2017/12/1~2018/11/30) |
0.698% |
2017年 (2016/12/1~2017/11/30) |
0.715% |
運用報告書で判明した実質コストは、年0.698%になっております。
前年より実質コストが改善されていることは評価できます。
分配金は?
決算月 | 分配金実績 |
---|---|
2018/11 | 20円 |
2017/11 | 20円 |
2016/11 | 20円 |
2015/11 | 20円 |
2014/11 | 20円 |
毎年20円の分配金が支払われています。
設定来では累計140円の分配を出しています。
個人投資家の評判は?
前々から興味のあった楽天ポイント投資。
楽天証券口座の開設が完了したので、ポイント430円分を投資してみました。
ちなみに買ったのは楽天資産形成ファンドというなんだか初心者におすすめらしいものです。#ポイント投資 #楽天証券 #楽天資産形成ファンド #初心者ブロガー
— にしけん@カナダ留学🇨🇦 (@maple_nscanada) 2019年2月20日
あと、楽天証券だけが扱ってる「楽天資産形成ファンド」というのがありまして、
買付手数料は0円、信託報酬は0.5%、楽天ポイントで買える、世界分散投資タイプだけどほとんどがアクティブファンドで、しかも運用実績がインデックスファンドより高パフォーマンスという超優良ファンドがありますw— コーセー (@k0usei4649) 2019年1月27日
楽天資産形成ファンド 【愛称】楽天525 がもう少しガンバってくれると思い、期待もしていたが、ダメっぽいわな…… 10年単位で見ろということか……
— Terry Suzuki (@terrythefunk) 2018年6月7日
楽天資産形成ファンドの評価
楽天資産形成ファンドですが、アクティブファンドとしては低コストで世界の株式と債券に幅広く投資できることが評価されています。
過去にR&Iファンド大賞を受賞した経験があるなど、今後の運用パフォーマンスに期待が持てます。
債券が組み込まれていることや新興国にはほとんど投資していないので、比較的リスクを抑えた運用が可能となります。
他のアクティブファンドのように大きなリターンを狙うファンドではありませんが、なるべく安定した値動きでインデックスを上回る成績を目指したい場合に活用できます。
ただ分配金が余計なことや直近パフォーマンスが良くないことは気になる点になります。
しかし割高なコストではありませんので、以前のような安定した成績が残せるようになれば、投資の検討をしてみても良いかと思われます。
楽天資産形成ファンドを購入できる会社はこちら
本ファンドは楽天証券のみの取り扱いとなっています。
楽天証券では残高10万円ごとに毎月4ポイントが付与されるので、実質的に年0.048%分が割引になります。
販売会社 | 楽天証券 |
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