バリュー平均法のメリット・デメリット

バリュー平均法は「ドルコスト平均法」と並んで有名な投資方法の一つになります。

バリュー平均法におけるメリットとデメリットをご紹介します。

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バリュー平均法とは

バリュー平均法とは、ハーバード大学元教授のマイケル・エデルソン博士が考案した積立投資手法です。

方法としては、目標としている基準価額(バリュー経路)より上回った場合に、その上回っている分だけ売却を行います。
目標基準価額より下回った場合には積立金額を大きくし、平均基準価額を目標基準価額に近づけていきます。

ドルコスト平均法との違いは、基準価額より上回った場合に売却するという点です。
利益が出た分だけ収益となっていきますので、効率良く資産構築が可能となります。
まさにドルコスト平均法の強化版と言えるでしょう。

バリュー平均法のメリット

ドルコスト平均法よりも投資効率が高い

安いときに多く買って利益が出た時は売却するという方法ですので、平均基準価額がおのずと下がっていきます。

そのため全部売却するときの収益も期待でき、過去のシミュレーションではドルコスト平均法よりも上回るパフォーマンスを残しています。
特にボラリティが激しい相場の時に、投資効率が良くなり威力を発揮する投資手法といえます。

また値幅の狭いレンジ相場でも下落時に積立金額を増やすので、得られる利益が大きくなります。
大きな上昇局面がないために、後述する売却による複利効果減少を防げます。

バリュー平均法のデメリット

下落時に追加資金不足の可能性がある

バリュー平均法では、評価額が基準価額よりも下回っている場合に追加で資金が必要ですので、下落トレンドが続く場合に追加資金が不足する恐れがあります。

上昇トレンド時に複利効果が薄まる

今度は逆に、上昇トレンドが続く場合にもデメリットがあります。
たとえば上昇率が100%近い上昇トレンドがあった場合、投資金額のほとんどを売却することになり、積立投資による複利効果が得られにくくなってしまいます。

また売却益にかかる税金も運用リターンを押し下げてしまう点もあります。
非課税口座(NISA)で運用することで対応するのもありでしょう。

バリュー平均法の口コミ

バリュー平均法の総評まとめ

デメリットも多いですが、効率という点ではバリュー平均法の方が勝ります。
非課税口座での運用・下落時の追加キャッシュの制限を設けるなど、自分なりのプランを立てて行うことで、より効率の良い投資方法になると言えるでしょう。

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投資手法
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