ひとくふう世界国債ファンド(為替ヘッジあり)は為替ヘッジありの先進国債券アクティブファンドです。
ひとくふうシリーズの一つとして2016年4月より追加されました。
ひとくふう世界国債ファンド(為替ヘッジあり)の詳細
参考指数 | シティ世界国債インデックス |
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最低積立金額 | 100円~ |
設定日 | 2016年4月13日 |
購入手数料 | 無料 |
信託報酬 | 年0.25%(税別) |
基準価額 | 10,395円 |
純資産総額 | 3.82億円 |
決算日 | 年1回(3/3) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | あり |
投資形態 | ファミリーファンド形式 |
運用会社 | 大和住銀投信投資顧問 |
ひとくふう世界国債ファンド(為替ヘッジあり)の特徴
ひとくふう世界国債ファンド(為替ヘッジあり)は、信託報酬年0.25%(税別)と先進国債券アクティブファンドとしては非常に低い点が評価できます。
SMT グローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり)(信託報酬0.50%)が今まで最安でありましたが、それを半分も下回る信託報酬で運用が行えるファンドが登場したことに驚愕しております。
シティ世界国債インデックスを採用している国の国債を投資対象としておりますが、ベンチマークとしてはシティ世界国債インデックスを採用しておりません。投資対象としている以上、当然ながらシティ世界国債インデックスをベンチマークとして採用すべきであります。
ベンチマークがないのは比較検討の判断ができないので頂けませんね。
現時点(2017年2月末)で6ヵ国7銘柄に投資していますが、分散投資という意味では弱くもう少し幅広く投資対象を増やして行くことに期待したいです。
組入比率
資産特性
デュレーション | 12.4年 |
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直接利回り | 2.2% |
最終利回り | 0.7% |
運用成績は?
期間 | ファンド |
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1ヵ月 | +0.3% |
3ヵ月 | +1.8% |
6ヵ月 | +1.9% |
1年 | +2.1% |
設定来 | +2.1% |
期間 | ファンド |
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2018年 | +0.76% |
2017年 | +1.71% |
運用当初は成績が伴いませんでしたが、直近では同カテゴリの上位をキープしていて好調です。
もう少し今後の運用パフォーマンスを見極める必要がありそうです。
分配金は?
決算を迎えましたが分配金は今のところ出ておりませんので効率よく運用が行えています。
実質コストは?
2018年3月に出された報告書を見てみると、実質コストは年0.295%となっています。
前年(0.25%)よりも若干コスト増になりましたが、許容範囲と言えるでしょう。
ひとくふう世界国債ファンド(為替ヘッジあり)の評価
ひとくふう世界国債ファンド(為替ヘッジあり)は「価格変動リスクを相対的に抑えることを目指して組入銘柄とウェイトを決定する」とひとくふうの方針を掲げて運用が行われております。
低いコストで運用ができることから今後のリターン成績によっては検討する価値のあるアクティブファンドになる可能性があります。
一方でベンチマークがなかったり、序盤の成績が乏しかったりとまだまだ運用状況を見守っていく必要があることも事実です。
実質コストも高くなる可能性もありますのでどうしてもアクティブ要素のある先進国債券ファンドに投資したいという人以外は、もう少し待ってからポートフォリオの一部に加えることをおすすめします 。