人気のバランスファンド!iFree 8資産バランスの評価・評判と解説

iFree 8資産バランスはiFreeインデックスシリーズの一つであるインデックスファンドのことです。

主要8資産(国内株式、国内債券、先進国株式、新興国株式、先進国債券、新興国債券、日本REIT、海外REIT)に均等に投資を行っているバランス型投資信託になります。

8資産均等配分のバランスファンドとしては、信託報酬が低めであることが特徴です。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016に第4位に選出されています。
今後もインデックス投資家から注目され続けるファンドとなるでしょう。

【追記】
2017年10月2日付で、前信託報酬(年0.23%)から年0.22%に引き下げられました。

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iFree 8資産バランスの詳細

投資対象 バランス型
設定日 2016年9月8日
購入手数料 無料
最低積立金額 100円から
つみたてNISA 〇:対象ファンド
ベンチマーク 国内株式(TOPIX)
先進国株式(MSCI コクサイ指数)
新興国株式(FTSE RAFI エマージング インデックス)
国内債券(NOMURA-BPI総合指数)
先進国債券(シティ世界国債インデックス(日本除く))
新興国債券(JPモルガンGBI-EMグローバルダイバーシファイド)
日本REIT(東証REIT指数)
海外リート( S&P先進国REITインデックス(日本除く))
信託報酬 年0.22%(税別)
純資産総額 97億円
決算日 年1回(9月7日)
信託財産留保額 なし
償還日 無期限
投資形態 ファミリーファンド方式
運用会社 大和証券投資信託委託

信託報酬が、同じ8資産配分のライバルファンドであるeMAXIS バランス(8資産均等型)(信託報酬:年0.50%)半分以下になっています。
これだけ信託報酬が違えば乗り換えも検討しなくてはいけません。

eMAXIS バランス(8資産均等型)との違いですが、新興国株式のベンチマークが異なり、eMAXISの方(MSCI エマージング・マーケット・インデックス)は投資対象国に韓国が入っております。一方iFreeの方(FTSE RAFI エマージングインデックス)は韓国が入っておらず、同国を新興国として投資するかしないかの違いになってくるでしょう。
またMSCI エマージング・マーケット・インデックスの方が多くの国と銘柄で構成されていますので、分散性に優れているというメリットはあります。

あと信託財産留保額がeMAXISの方が掛かりますが、iFreeの方は掛からないことが違いになります。

マザーファンド別構成

ファンド 資産 比率
ダイワJ-REITマザーファンド 日本リート 12.7%
ダイワ日本債券インデックスマザーファンド(BPI) 日本債券 12.4%
トピックス・インデックス・マザーファンド 日本株式 12.4%
ダイワ新興国債券インデックス・マザーファンド 新興国債券 12.3%
外国債券インデックスマザーファンド 先進国債券 12.3%
ダイワ・グローバルREITインデックス・マザーファンド 海外リート 12.3%
ダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックス・マザーファンド 新興国株式 12.3%
外国株式インデックスマザーファンド 先進国株式 12.3%

資産別構成

資産種類 銘柄数 比率
日本債券 282 12.3%
日本株式・先物 1,489 12.4%
日本リート・先物 59 12.6%
外国債券 892 24.0%
外国株式・先物 1,604 23.2%
外国リート 333 12.6%
外国投資証券 7 0.8%
コール・ローン、その他 2.7%
合計 4,666

通貨別構成

通貨種類 比率
日本円 38.6%
米ドル 24.0%
ユーロ 7.6%
香港ドル 3.6%
ブラジル・レアル 2.8%
英ポンド 2.5%
南アフリカ・ランド 2.1%
メキシコ・ペソ 2.0%
台湾ドル 1.6%
その他 15.3%

構成銘柄

株式組入上位銘柄

通貨種類 比率
トヨタ自動車 0.4%
中国建設銀行 0.4%
TSMC 0.3%
アップル 0.3%
中国工商銀行 0.3%
ガスプロム 0.3%
三菱UFJフィナンシャルG 0.3%
E-mini S&P 500先物 0.2%
マイクロソフト 0.2%
ヴァーレ 0.2%

トヨタやアップルといった先進国の大企業をはじめ、TSMCやヴァーレなど新興国の企業にも多く投資を行っています。
上位10銘柄で全体の2.9%とかなり低く、分散性は高くなっています。

REIT組入上位銘柄

通貨種類 比率
日本ビルファンド 0.9%
ジャパンリアルエステイト 0.8%
野村不動産マスターF 0.6%
サイモン・プロパティ・グループ 0.6%
ユナイテッド・アーバン投資法人 0.6%
日本リテールファンド 0.5%
オリックス不動産投資 0.5%
大和ハウスリート投資法人 0.5%
プロロジス 0.5%
日本プロロジスリート 0.4%

債券組入上位銘柄

通貨種類 国名 比率
125 5年国債 日本 0.3%
Brazil Letras do Tesouro Nacional ブラジル 0.3%
REPUBLIC OF SOUTH AFRICA 南アフリカ 0.2%
Mexican Bonos メキシコ 0.2%
Colombian TES コロンビア 0.2%
Colombian TES コロンビア 0.2%
Mexican Bonos メキシコ 0.2%
Brazil Notas do Tesouro Nacional Serie F ブラジル 0.2%
Mexican Bonos メキシコ 0.2%
Colombian TES コロンビア 0.1%

利回り・運用成績は?

期間 iFree 8資産バランス eMAXIS Slim バランス
(8資産均等型)
1か月 +2.4% +2.06%
3か月 +3.7% +3.18%
6か月 +4.5% +4.29%
1年 +4.2% +3.96%
ファンド
2017年 +9.1%
2016年 +8.1%

※2018年9月28日時点

よく比較対象とされる、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」とのパフォーマンス比較です。
ベンチマークが異なる部分がありますので一概には言えませんが、現在のところiFree 8資産バランスの方が、トータルで見れば成績が安定しております。

しかし直近ではそこまで乖離が出ていない状況で、ベンチマークが同じではないですが、両ファンドとも似たようなパフォーマンスとなっています。

純資産推移

純資産は設定から堅調に増加しており、節目と言われる30億円以上(現在は50億円以上)に達しています。
後発の競合ファンドが出てきていますが、今後も堅調に純資産が伸びていってほしいところです。

実質コストは?

決算年度
(対象期間)
実質コスト
2018年
(2017/9/8~2018/9/7)
0.343%
2017年
(2016/9/8~2017/9/7)
0.41%

提出された運用報告書によると、0.343%の実質コストになっております。
前年より実質コストが低くなっていることは評価できるでしょう。

分配金は?

現在まで分配金は出されずに運用が続けられています。

個人投資家の評判は?

iFree 8資産バランスの評価

iFree 8資産バランスの注意したいところですが、新興国株式ベンチマークである「FTSE RAFI エマージング インデックス」はファンダメンタル・インデックスですので、取引回数が多くなり実質コストが高くなる傾向があります。
その為、今後実質掛かるコストは確認していかなければならないでしょう。

ただそれらのデメリットを覆すほど信託報酬が格段に安いのですので、8資産に均等に投資したいと思う方なら本ファンドの方を検討しても良いでしょう。
今までの高コストのイメージを覆した、バランス型投資信託といえます。
資産配分がとてもわかりやすく、初心者の方にもおすすめできるファンドと言えるでしょう。

現在の状況なら信託報酬も含めてコストの違いが明確ですので、今からシンプルにパランス投資を考えている人には、iFree 8資産バランスをおすすめしたいですね。

【追記】2017年5月に、さらに低コストで運用が行える、同じ8資産クラスのeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)(信託報酬:年0.159%)が登場しています。
ただ実質コストが判明しない限り、どちらが最安かは判断できませんので、運用報告書が提出されるまでじっくりと見極めたいところですね。

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