ひとくふう先進国株式ファンドの評価・評判と解説

ひとくふう先進国株式ファンドひとくふうシリーズの一つであり、2016年8月に設定された先進国株式アクティブファンドです。

先進国株式アクティブファンドとしては、非常に低いコストで運用できることが特徴です。

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ひとくふう先進国株式ファンドの詳細

参考指数 MSCIコクサイ・インデックス(正式ではない)
購入手数料 無料
設定日 2016年8月31日
信託報酬 年0.30%(税別)
純資産総額 1.88億円
決算日 年1回(3/3)
信託財産留保額 なし
償還日 無期限
投資形態 ファミリーファンド方式
運用方針 原則としてMSCIコクサイ・インデックスの構成銘柄を投資対象とし、バリュエーション(投資価値評価)等を勘案して銘柄を絞り込んだ上で、価格変動リスクを相対的に抑えることを目指した運用。
運用会社 大和住銀投信投資顧問

ひとくふう先進国株式ファンドの特徴

ひとくふう先進国株式ファンドは、ひとくふう日本株式ファンドと運用方針が同じであり、リスクを抑えることで投資リターンを狙っています。

信託報酬が年0.30%(税別)という先進国株式アクティブファンドとしては非常に安いコストであることが評価できます。

ベンチマークと参考指数がない

ひとくふう先進国株式ファンドは、原則としてMSCIコクサイ・インデックスの構成銘柄を投資対象としております。
しかしベンチマーク・参考指数には設定しないとのことです。

アクティブファンドとして運用を行うなら、ベンチマークと参考指数がないのはかなり問題となります。
MSCIコクサイ・インデックスを対象として構成銘柄を決定しているだけに、参考指数に設定しないのはやや疑問符に感じますね。

国別組入比率

国名 比率
アメリカ 63.1%
イギリス 7.3%
スイス 3.5%
ドイツ 2.8%
カナダ 2.3%
シンガポール 2.3%
ベルギー 1.9%
フランス 1.8%
フィンランド 1.7%
デンマーク 1.6%

組入国比率は、経済国No.1であるアメリカの比率が多くなっています。
またニッセイ外国株式インデックスファンドと比較すると、フランス・ドイツの比率が少ないことがわかります。

組入銘柄

上位10銘柄はイギリスのロイヤル・ダッチ・シェル以外、すべて米国の銘柄で構成されております。
以前はバンガードS&P 500 ETFに投資を行っていましたが、現在は構成銘柄から外れております。

運用パフォーマンスは?

期間 ファンド MSCIコクサイ・インデックス
(配当込み、円換算ベース)
3か月 +11.6% +16.6%
6か月 -5.1% -3.5%
1年 +2.9% +11.2%
設定来 30.0%

※2019年3月末現在

ベンチマークではありませんが、当ファンドはMSCIコクサイ・インデックスの構成銘柄に投資していますので、直近のパフォーマンスを比較してみました。

正式なベンチマークではないので評価もしにくいですが、現在のところMSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)の成績に大きく負けております。

アクティブファンドである以上比較対象である指数がないと、本当に優れているファンドなのかが把握しにくいですので、今後きちんとベンチマーク・参考指数が設定されることを願っております。

純資産の推移

純資産総額の伸びが悪く、1億円台後半で停滞しています。
パフォーマンスがイマイチなこともあって、人気を得ていないことがわかります。

分配金は?

運用から初めて決算を迎えましたが、分配金は出されませんでした。
効率的な運用の観点から、今後も出さずに運用されることに期待しましょう。

実質コストは?

2019年3月に提出された運用報告書の記載では、実質コストが年1.05%と非常に高くついてしまっています。
前年より下回っているものの、低コストを売りにしているだけあるので今後改善されることに期待したいです。

ひとくふう先進国株式ファンドの評価

純資産総額の増加ペースも順調ですので今後も増え続けていくことに期待しましょう。

インデックスファンドも驚愕する低コストの先進国株式アクティブファンドだけに、今後のパフォーマンスが注目されます。
信託報酬最安値の先進国株式インデックスファンドである「ニッセイ外国株式インデックスファンド」に勝てるかどうかが楽しみですね。

ただ現段階では、正式なベンチマークも存在せず、まだまだ今後のパフォーマンスが未知数な部分もありますので、ポートフォリオのメインにはせず一部にとどめるようにしておきましょう。

ひとくふう先進国株式ファンドを購入できる会社はこちら

購入できる会社は、SBI証券カブドットコム証券楽天証券松井証券岡三オンライン証券、エイチ・エス証券、証券ジャパン、香川銀行となります。

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